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平成24年産業建設委員会( 7月25日)

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  1. 鈴鹿市議会 2012-07-25
    平成24年産業建設委員会( 7月25日)


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    平成24年産業建設委員会( 7月25日)                産業建設委員会会議録   1 開催日   平成24年7月25日(水) 2 場 所   第1委員会室 3 出席者   委員長   中西 大輔   副委員長  泊り 育美         委  員  宮本 正一   委  員  伊藤 健司         委  員  大西 克美   委  員  石田 秀三 4 欠席者   委  員  森 しず子 5 説明員   水道事業管理者(水道局長)       林  治門         水道局次長               坂下 正弘         参事兼水道総務課長           杉本 直人         参事兼営業課長             丹羽威知郎         参事兼工務課長             湯淺 雅文         工務課副参事兼計画GL         坂本 一彦         水源課長                長嶋 達男         都市整備部長              草川 喜雄         都市整備部次長             西田 謙司         参事兼都市計画課長           谷口  誠         都市計画課副参事兼計画GL       伊藤 泰延
            産業振興部長              伊藤 宗宏         産業振興部次長             松下 裕一         参事兼産業政策課長           浅野  浩         産業政策課副参事            坂  直樹         産業政策課主幹産業政策GL      金丸 直志         商業観光課長              菅沼 博喜         商業観光課副参事兼商業振興GL     岡田 和之         参事兼農林水産課長           田辺 克己         農林水産課副参事兼農政GL       赤塚 直樹         農業委員会事務局次長          田中  誠         土木部長                長田 孝雄         参事兼土木総務課長           梅山 幹雄         土木総務課副参事兼幹線道路企画室長   棚瀬 研一         参事兼道路整備課長           大薮 文典         道路整備課副参事兼建設第二GL     後藤  精         道路保全課長              川村 茂樹         道路保全課副参事兼管理GL       山口 和也         道路保全課副参事兼維持GL       宮﨑 信通 6 事務局   書記                  横木 一郎 7 会議に付した事件  1 閉会中の継続調査事項について   (1)水道局     ①鈴鹿市の水道のあり方について   (2)産業振興部都市整備部     ①公共交通網と都市のあり方について   (3)産業振興部     ①産業の活性化について     ②鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について     ③耕作放棄地対策などの農業施策について   (4)土木部     ①鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について     ②道路,橋梁等の整備について  2 その他              ――――――――――――――――                 午前10時00分開会 ○中西委員長  産業建設委員会に御出席いただきましてありがとうございます。  それでは出席委員が定足数に達しておりますので,ただいまから産業建設委員会を開会いたします。  本日の委員会は6月定例会において閉会中の継続調査となりました鈴鹿市の水道のあり方について,公共交通網と都市のあり方について,産業の活性化について,鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について,耕作放棄地対策などの農業施策について,道路,橋梁等の整備についてを議題といたします。  お手元の事項書に従い事前に配付いたしました資料に基づき執行部から説明いただき,その後,質疑応答を行うという進め方にしたいと思いますので,皆さん御協力よろしくお願いいたします。  なお,発言の際は発言ボタンを押していただき,役職・名字を言ってから発言いただきますようよろしくお願いいたします。  まず初めに水道局から鈴鹿市の水道のあり方についての説明をお願いします。水道局長。 ○林水道事業管理者  おはようございます。本日は議会の閉会中にもかかわりませず産業建設委員会を開催していただきましてありがとうございます。  私ども水道局におきましては,常に市民に安心して安全な水の供給事業に努めているわけでございますが,そういう面におきまして委員の皆様方には日ごろから御指導,御理解賜っておりますことに対しまして厚く御礼申し上げたいと思っております。また,きょうは私どもでは鈴鹿市の水道のあり方ということにつきまして,この後資料に基づきまして水道総務課長のほうから御説明させていただきますので何かとよろしくお願い申し上げたいと思います。簡単ですけども冒頭のあいさつとさせていただきます。 ○中西委員長  水道総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  それではお手元の資料に基づきまして私から通して説明させていただきます。なおこの資料は委員皆様方からの要請に基づきまして作成したものでございます。よろしくお願いいたします。  それではめくっていただきまして1ページ目,資料1をごらんいただきたいと存じます。この資料は鈴鹿市水道ビジョン中間検証委員会実施スケジュールをまとめたものでございます。去る5月24日に開催されました当常任委員会にも中間検証委員会の設置についての資料を配付させていただきましたが,スケジュール及び議題についてもう少し詳しく記載したものでございます。第2回の委員会は当初7月下旬を予定しておりましたが,スケジュールの都合上,ちょうど真ん中あたりに記載してあるとおり8月ということで現在のところ盆過ぎを予定しております。24,25年度の2カ年で検討していただき26年度には当初の予定どおり公表を含め完了したいと考えております。  次に2ページをごらんいただきたいと存じます。資料2といたしまして一番上段は平成13年度から24年度にかけての予算額を,中段は13年度から22年度にかけての決算額を,そしてまた一番下は同じく13年度から22年度にかけての企業債の推移を記載しております。なお2つの表に税込と記載しておりますが,この税とは消費税のことでございます。なお右のページはそれぞれの数値をグラフ化したものでございます。一番上のグラフは収益的収支について予算額を棒グラフに,決算額を折線グラフでそれぞれあらわしたもので,収入のほうはおおむね予算・決算同じような推移をしておりますが,支出のほうは1億から3億程度決算額が低い状況で推移しております。  次に一番下,企業債の推移についてでございますが,右のグラフを見ていただきたいと思います。一番上の青い線,この折線グラフでございますが,徐々にではありますが下降しているのがごらんいただけると思います。これは平成15年度以降,企業債残高をなるべく減らしていこうという取り組みをしていることからこうした状況となっております。  続きまして4ページでございます。この資料3は水道管布設年度別延長の一覧表で,水道管の布設年度別延長が左より配水管,送水管,導水管に分けて一覧表にまとめてございます。この右下,総合計とございますが,それぞれの管を合わせますと約1,320キロメートルほどとなっております。右の5ページ資料4は,まず5期拡張事業計画,変更事業の事業費の年度別実績の一覧でございます。過去の工事契約から拾い出して集計したものでございまして,平成20年度より着手し,ことしで5年目となります。一番上段の平田送水場は本体工事の契約を平成23年度に行っておりますが,平成24年度,今年度が完成年度ということで今年度に15億3,000万円ほどを入れてございます。  次に6ページ,ちょっと縦長になりますが,これは5期拡張事業,変更事業によります水道施設の整備図でございます。既に着手,完成した施設は位置を黄色で,施設名を赤で表示してございます。今後の着手予定はピンクで位置を示し施設名を黒で表示してございます。これまで椿一宮配水池平田送水場に着手しておりますし,来年度より平野送水場,国府第2配水池に着手し,その後に住吉配水池にかかる予定でございます。  最後に7ページをごらんいただきたいと存じます。5期拡張事業計画に基づく財政収支計画の表でございます。この表で22年度までは決算額を,そして23年度は決算見込額を掲載しております。24年度は当初予算額を掲載しております。左上に税抜きという表示がございますが,この税とは同じく消費税のことを指しております。また上に財政収支計画(ver.1)と記載しておりますが,このバージョンは相当厳しいシナリオということになっております。この表でいきますと来年度25年度には純損失を,そしてまた29年度には一番下のほうですが資金不足に陥ると,そういった想定がしてございます。もちろんこれは厳しいシナリオということで実際にはまたいろんなパターンが出てまいります。今後,施設の耐震化も進めながら安定的においしい水を供給しつつコスト削減と経営努力に努めてまいる所存でございますので,よろしく御理解賜りますようお願いいたしまして,資料の説明を簡単ではございますが終わらせていただきます。 ○中西委員長  資料の作成,ありがとうございます。それでは説明が終わりましたので,ただいまの件について御質疑があれば御発言願いたいと思います。なお時間のほう大体10時半を1つのめどとして考えて質疑を行っていただければと思いますので,どうぞよろしくお願いいたします。宮本委員。 ○宮本委員  ありがとうございます。宮本です。2点ばかり質問させてください。1つはいろいろ改築工事というのがございますけども,その改築工事の中身というのはどういったものをされるのかということと,もう1つはちょっと厳しい財政状況の中で今後もますます経営努力をしていくというお話ですけども,具体的にどのような努力目標とか努力の仕方があるのか,その2点をお聞かせいただきたいと思います。 ○中西委員長  工務課長。 ○湯淺参事兼工務課長  改築工事の中身ということで基本的には今手がけておりますのが平田送水場,来年度から考えておりますのが平野送水場ということで,改築ということですので基本的にはなぜやるかと言いますと,老朽化と同時に耐震化を進めるというのが目的でございます。鈴鹿市の施設に関しましては,すべて耐震の計算をしましたところ,古い施設についてはすべて耐震化に耐えられないという答えが出ておりますもので,その中で老朽化した施設を最新の施設に変えていくという方向で物を考えております。そのため平田も改築とは言いますけども更新という言い方に変えますけれども,更新工事ですし,平野につきましても更新工事を考えております。その他,場合場合によりますけども,施設以外の送水タンク等で若干補強工事で耐震に耐えるという結果が出てるところもございますので,この案に関しましては更新じゃなしに補強工事ということで,すべてをひっくるめて改築という言い方をとっております。2種類あるということでございます。非常に古い施設が多うございますので基本的には更新のほうに持ち込む方向で考えております。以上でございます。 ○中西委員長  水道総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  2点目の経営努力の方向ということでございます。水道料金のほうはなかなか厳しい状況でございまして,収入的に余りいい見込みは立たないのですが,収入でいえばこの低金利時代でございますが,なるべく資金運用,40億ほど資金を持っておりますので,その辺でいかに効率よく運用していくかというところでございます。それと何といっても支出でございますが,今後予算編成時にどうしてもそれぞれの年度で必要なものは当然として,なるべくその都度最低限の予算計上ということになろうかと思います。あとはこれまでもやってきておりますけども,外部委託によりまして人員の削減ということをやってきておりますし,今後も可能な限り人員の整理をしていくということでございます。以上でございます。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  宮本委員が質問された改築,耐震も含めてということだったんですけど,今後震災対策計画をしていく上ではやっぱりこういう送水場の改築みたいなのが,更新というか,それがメインになってくるのか,そのあたりを教えてください。 ○中西委員長  工務課長。 ○湯淺参事兼工務課長  基本的に5期拡張計画,平成19年から20年につくったわけでございますけれども,その中でやはりメインになったのが耐震化をどうするかという中で考えたわけなんですけれども,鈴鹿市内に水道管が最初に説明しましたように1,300キロオーバーはっておりまして,これが当然耐震化にほとんどなってございません。これを耐震化に持ち込むというのも重要なんでございますが,そのときに考えましたのが,じゃ施設はどうなんだということで各送水場,配水池の耐震を調べましたところほとんどが耐えられないということで,震災が来たときに,震災に限らないんですけど何か事故があったときに一番困るのはやはり施設であると。施設というのは一度崩れますと直すのに3年4年どうしてもかかってしまいます。配管につきましては大量に割れると大変なことにはなるんですけれども,基本的には修復が可能であると,だから配管を捨てるというわけではないんですけどメインを施設に持っていこうということで,5期拡張事業の中で水道局の主要施設の改築・改新計画をメインに立てさせていただいております。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  中間検証委員会を立ち上げてこれから審議してもらうわけですけども,一番の眼目と言いますか,報告書ができて改訂版に持っていくというところですけど,具体的にどの辺が一番検証委員会のいわゆる結論をどういうふうにするかというのは議論してからの結論だけども,検証委員会が必要だということは問題があるから開いたわけなもんで,結論のところに何が一番中心なのかというところが大事なことだと思いますので,財政計画も見てると厳しくなってくるというのはわかるわけですけども,例えば水需要はどうかとか,施設の耐震計画というのはこの中に十分入っているというのはわかってるわけですけど,その辺の特にこれからの水需要や水の確保,安全というかそういうものに問題があるのか,それから財政的には一番厳しい想定でいくと29年度には債務超過に陥るというようなシナリオがあるわけですけども,その辺の一番眼目はどの辺かというのを今の時点での考え方を教えてください。 ○中西委員長  総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  先ほどの御質問ですけども,石田委員がおっしゃられたとおり,まだ一回当初の検証委員会が終わったばかりで今度2月,8月終わりのほうに予定してるわけで,実際にこの2回目で大体のデータをある程度お示しさせていただいて,そして整理していただくというようなそういう流れになろうかと思います。当然,耐震化と施設整備計画というのも重要な議論の中心になりますし,経営的にもそれを踏まえてどういう経営を行っていくかというのも重要になってまいります。そういう面では現在鈴鹿市の水道の一番の問題というのは今私が感じたところは,そういった施設整備をどう進めていくかというのと,経営的に財政的に今後どうなっていってどういうふうな対応策をとるべきかというところが今後こういった中間検証委員会での柱になってくるのかなという思いがしております。ただ皆さん委員さん方の意見はまだ何も第1回終わったばかりですが反映されておりませんので,そういうことで御了解よろしくお願いいたします。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  1つには水需要の問題は5期拡張計画の当初からさんざん議論してきておさまるところにおさまったとは思ってるわけですけども,やっぱり特にこれから問題になりそうなのは経営上どうなるかということだと思うんですね。1つは給水収益が下がっていくんじゃないかと。これは例えば今電力がそうですね。節電節電と言っていると賄えるけれども今度は金が入ってこんという問題がありますね。それからもう1つは出るほうの大きな工事をどんどんはだてていくと出るほうがどんどん借金がふえていくというところがあると思います。  そこでこの表を見ててお聞きするんですけども,これは一番厳しいシナリオだという説明ですけども,実際問題例えばことしの入札の状況なんかを見ておると,去年もそうですけども,最低ラインをなお下回るような大きな工事でもそういうのが続いてるわけですから,予算でいうと8掛け7掛けぐらいでおさまるんじゃないかなというふうに思うんですね。そういうことを加味すると赤が出てくるのもこれはどういう想定かわかりませんけども,実際の各年度の決算というのが赤になるかと思ったらそうでもないなというふうに推移するんじゃないかというふうに思うんですけど,その辺の見通しはどうですか。 ○中西委員長  総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  確かに資料5を見ていただいての御質問と思いますが,資料2のところでも説明させていただきましたけど,収益的収入のほうはほぼ予算額に近いような,この右のグラフでいいますと,そんなに大きくかけ離れてないと。特に平成19年度から22年度にかけてはほぼ予算額に近いような状況で推移しております。一方支出のほうは各年度とも決算額は大分下回っていると。この辺は先ほど石田委員おっしゃられたように工事費で入札で最低の制限価格でも皆さんそこへ張りついてくるというようなことも1つの要因として考えられます。ですからこの資料5におきましても24年度も含めまして今後支出のほうがある程度削減,抑えることが可能になってくる部分も余地はあると思いますので,その辺では25年度予算額160万ぐらいの黒字ですけども,これがもう少しふえるという可能性はなくはないと。ただまだ始まったばかりですので断定まではようしませんけども,そういった赤字幅というのももう少し縮まってくる,あるいは黒字に変わるということもあり得なくはないと,その辺はおっしゃったとおりだと思います。以上です。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  一番費用でたくさんかかるというのが受水費であるということですけど,これはなかなか相手のあることだからもう要りませんわという話もなかなかできんわけですから,減らしていく努力はしてもらわないかんですけども,もう1つお聞きしたいのは例えば減価償却費というのは年々これからふえていくわけですね。新しい施設どんどんつくっていけば非常に重荷になっていくというかな。この減価償却の考え方というのは例えば工事費が思ったより安く済むと7掛け8掛けの安い工事費で済むと,それをもとにした減価償却というのも減ってくわけですかね。 ○中西委員長  総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  石田委員がおっしゃられるとおり,資料5の表でいきますと下のほうに建設改良費というところが,字が小さくて申しわけないですけどもオレンジの下ですね,その欄があると思うんですが,この部分をそれぞれの耐用年数で計算したものが翌年度の減価償却費に反映されるということになりますので,工事費,入札で低く抑えられればその額をまとめたものが翌年度に減価償却費として計算されますので,そのように低い入札額は翌年度の減価償却額が低くなるという結果に当然なるということでございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  そうしますと財政の見通しというのは楽観的にしてたらいかんわけですけども,かといって厳しいシナリオのとおりにいくわけでもないと,ある程度の幅を持たせてうまくいけば思ったより財政は厳しくなくなっていくということも考えられるわけですよね。ということは29年度のここでいう債務超過のような状態がもう1つ先へ先へと送られていくという可能性もあると思うんですよね。やはり現下の経済情勢がこれから数年で好転するというふうにも考えられませんので,公共料金がこれから厳しいから値上げしよかというような話になってきたときに本当にそれが必要かどうかという根拠に,これの幅によって出てくると思います。  それからもう1つは実際市民が料金を払うときは下水道と一緒に上下水道の料金として払うわけですから,一方の下水道の会計見てると,そら恐ろしいようなことですので,上水道も上がるわ,下水道も上がるわということになると,これは大変だというふうに思います。ですからそういう点でのこの表の見方というのは,バージョン1で一番厳しいシナリオだというふうに言われたけど,これ以上厳しいことはないというようなことでよろしいですかな。 ○中西委員長  総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  この表最も厳しいというふうに表現していただきました。まだこの表でもう少し厳しくなる要素もあるかもわかりませんけども,私どもとしてはこれ以上悪くならないというふうに期待しておりますし,そうならないように頑張っていきたいと思います。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  1つだけわからないから聞くわけですけども,28年度の収益支出のほうで固定資産除却費というのはこの年だけ1億円ぽんとありますけど,毎年6,430万のやつに28年度だけ1億円ぽんと出てきてるんですけど,これは何ですか。 ○中西委員長  総務課長。 ○杉本参事兼水道総務課長  この28年度同じ額6,430万で予定しておってここだけ1億6,430万と1億ちょうどふえております。これは平野の水管橋というのが鈴鹿川にかかっているんですけども,現在推進で更新してるんですけども,この28年度ごろに水管橋を撤去する必要が出てくるだろうということで1億円を見込んでおります。以上です。 ○中西委員長  それではほかに御質疑がないようですので,以上で質疑のほうを終了いたします。水道局の皆さんありがとうございました。  それではここで執行部の入れかえを行いたいと思いますので,しばらくお待ちください。  引き続き産業振興部及び都市整備部に移ります。改めて出席のほうありがとうございます。  それでは事前に提出いただいた資料に基づき産業振興部都市整備部の順に説明いただき,その後一括して質疑応答を行うこととしたいと思います。なお皆さんのお手元のほうに追加資料としてつい先日開かれました第1回の平成24年度第1回鈴鹿市地域公共交通会議の事項書のほうも配付させていただきました。  説明につきましては,発言の際は発言ボタンを押していただき,役職・名字を言ってから発言いただきますようお願いいたします。それでは公共交通網と都市のあり方について執行部より説明のほうお願いいたします。産業振興部長。 ○伊藤産業振興部長  本日は産業建設委員会を開催いただきましてありがとうございます。閉会中の継続調査ということで第1点目の公共交通網と都市のあり方から産業の活性化,鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備耕作放棄地対策など4点について産業振興部は御指示をいただいておりますので,事項書に基づきましてまず公共交通網と都市のあり方について担当課長より説明させていただきますのでよろしく御審議を賜りますようお願いいたします。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  それでは私のほうから公共交通網につきまして資料に基づいて御説明させていただきます。まず資料の提出を求められておりました曜日別の乗車人数を掲載させていただいてあります。まず曜日別の人数でございますけども,西部地域2路線,南部地域2路線の4路線とも平日につきましては平均化された乗車人数でございます。土日の利用者につきましては椿・平田線,庄内・神戸線,白子・平田線ともに平日より土曜日の乗車人数が減少し,日曜日はさらに減少傾向になっております。しかしながら太陽の街・平田線の乗車人数は平日より土曜日が増加し,日曜日はさらに増加というような傾向になっております。このことは土曜日,日曜日に沿線の商業施設を目的にしている利用があるというふうに考えております。  次に1枚資料をめくっていただきまして時間別の乗車人数につきましても資料を添えさせていただきました。これにつきましては西部地域の2路線につきましては西部地域から市街地区域に向かって通勤通学されるいわゆる朝の時間帯が乗車人数が最も多く,その方々が帰宅されると考えられております夕刻の時間帯が次に多くなっております。また市街地から郊外に向かって発車しています8時台の乗車人数が若干多くなっておりますけども,これは沿線の高校へ通学される方が御利用というふうに考えております。  南部路線でございますけども白子・平田線が白子・平田駅へと接続し目的地が両方に分散されているため,これについては顕著な傾向は見られておりません。太陽の街・平田線は平成23年4月の運行変更により利用者の少なかった通勤通学の時間帯の運行を取りやめておりますので,イオンモール9時30分発の便というのがございますが,その便だけ若干乗車人数は少ないとなっておりますけども,この路線につきましては,平日休日の乗車傾向からも見受けられますように買い物や通院に利用される方々が中心になっていると思いますので,やはりイオンモールから郊外に向かって動くという朝の時間帯につきましてはなかなか御利用者が少ないというように考えております。  次に資料また1枚めくってもらいまして運行経費にかかる資料でございます。西部地域の平成21年度の減額が見受けられますけども,これにつきましては車両の減価償却費が終了いたしましたので車両経費がかかっていないという関係からでございます。また年度ごとの増額がございますけども,これは人件費あるいは燃料費等の高騰といいますか,上昇分というふうに考えております。南部地域の平成23年度の事業費の減少が出ておりますけども,運行便数が減少されたものによって太陽の街からイオンモールに行く便が5便減らされまして,そのうち3便を白子駅からイオンモールに振り分けましたので実質につきましては2便減っておりますけども,その2便の減少分というものでございます。  西部と南部と分けた資料になっておりますけども,合算しますと平成23年度の利用人数が32万8,479人,総事業費につきましては1億3,042万2,600円でございます。そのうち運行清算金,いわゆる運賃収入でございますけども,3,756万7,499円というふうになります。また県補助につきましては1,260万6,000円でございます。市からのいわゆる一般財源からの持ち出し分といたしまして8,024万9,101円となり,収支率は2つの収支率を合わせて2で割りますと28.6%になります。  次に御質問いただいておりました南部路線につきましての変遷を添えさせてもらってありますけども,これにつきましてはC-BUS導入に際しまして事前に,これは西部でも同じ状況でございますけども,事前に運行周辺地域の皆様の要望を聞き取ることから始めております。南部路線も平成15年度に住民グループヒアリングを実施し基本路線案を検討し翌年度実施計画を策定いたしております。その後各路線フォローアップ調査等を実施しまして路線や運行形態の変更を重ねてまいりました。中でも資料の次のページになりますが白子・平田線の2分割とか,あるいはスポーツガーデンの乗り入れといったようなことが次の資料のところに添えさせてもらってありますけども,これはよく議題に上がることでございまして御質問もいただいておるんですけども,まず白子・長法寺,長法寺・国府台ぐらいでの分割案,2つに分けて白子は白子,平田は平田に分けたらどうだという検討がなされるんですけども,これにつきましては利用者の乗車状況から調べました結果,やはり2つをまたぐ利用者の方が特に長法寺あるいは御薗,そのあたりから回生病院の御利用あるいは国府台からそのまま白子へ行かれる方等がいらっしゃいまして,2分割することによってその方の利便性が損なわれたりしますので,どこかのところでバスの乗り継ぎをうまく考えるというよりも1つの路線で走らせておいたほうが乗り継ぎ時間等考慮しなくてもいいということがございます。  それともう1点。分割いたしますと三重交通ともいろいろ協議を重ねたんですけども,1日全体の運行の便数が減ることもありますので,むしろ減便といったふぐあいが発生することもありますので見直しを避けているところでございます。  次にスポーツガーデンの乗り入れにつきましても,乗り入れることによりまして実際往復の時間がかかりますので十二,三分の長大路線というふうになりまして乗務員の運行管理に影響を及ぼすこともあります。あるいは1日全体の便への影響もありますので,これにつきましても今のところなかなか実現しづらいような状況でございます。あわせてスポーツガーデンでスポーツ大会が行われるときに参加者の方が1つの特定の便に集中して利用されることが今でも実はあるんですけども,そうしますと白子駅でその方全員を乗せることができない,乗車人数よりもたくさんの方の利用がありますと当然そこで乗せることができないということが発生いたしております。それと当然途中で一般の利用の方がいわゆる積み残しという形でバスがとまらずに行ってしまうということもありまして,なかなか一般の乗合バスという形状からスポーツガーデンに入っていくことは難しいというふうに考えております。  もう一方,三重交通は白子駅からスポーツガーデンの直通の臨時路線というのを持っておりまして,直通の路線を活用することによっていわゆる集中的な利用につきましてはそちらのほうの使用を促しているところでございます。したがいましてスポーツガーデンに温泉施設が営業された以降につきましても,その状況は変わらずに見合わせている状況でございます。  なお三重交通の白子・スポーツガーデン間の臨時路線の運賃は片道が470円となっております。C-BUSで白子からスポーツガーデン口という所まで乗車の場合は200円ということになりまして,恐らくそのバスがスポーツガーデン内に乗り入れたとしても運賃200円は変わらないという状況でございますので,そういうことが実現なる場合につきましては三重交通と路線格差についての協議調整が必要というふうに考えております。これは本日配付いたしました地域公共交通会議の中でも検討事項になるやに思っておりますので,鈴鹿市独自では決められない可能性が高くなっております。
     ちょっとまた資料を進めさせてもらいまして市内の鉄道事業者の重立った駅の乗降数を添えさせてもらってあります。これは各事業者からの報告でございますので,こちらが何かというお話ではございませんけども微減というような状況でございます。  最後にC-BUSを運行します地域公共交通会議の概要でございますけども,地域公共交通会議につきましては,道路運送法に基づきまして法定協議会と位置づけて開催いたしております。この会議ではJRを除く本市の公共交通事業者に自治会や老人会など地域の団体の皆様で構成されております。C-BUSの運行に関しましては,この会の総意に基づく必要がございます。先週の金曜日,7月20日でございますが開催いたしましたので,その資料は本日配付させていただきました。この会議の中でC-BUSの収支状況等を考慮した運行や運賃体系につきまして今年度検討していくことが承認されておりますので,またいろいろ委員の皆様とも意見交換しながら考えてまいりたいというふうに考えております。こちらからの公共交通についての御説明は以上でございます。 ○中西委員長  都市整備部長。 ○草川都市整備部長  引き続きまして公共交通網と都市のあり方についての中で鈴鹿市都市マスタープランにおけます公共交通機関の考え方につきまして,都市マスタープランの抜粋をもって説明させていただきます。それでは都市計画課長から説明いたします。 ○中西委員長  都市計画課長。 ○谷口参事兼都市計画課長  事前配付資料によりまして説明いたします。まず都市のあり方につきましては,所管いたします鈴鹿市都市マスタープランにおきまして,まちづくりの方向性としてこれをうたっております。今後ますます顕在化いたします人口減少・少子高齢化社会に対応したまちづくりの実現のために現在の市街化区域を基本として都市施設や公共交通等既存ストックを有効に活用することで高齢者や子供などすべての人々の移動手段の確保を図りつつ,無秩序な市街地の拡大による都市機能の拡散を抑制することで環境負荷の低減が図られた持続可能な集約型の都市構造の構築,いわゆるコンパクトなまちづくりを進めることとしております。  また一方,本市における市街化区域内の旧市街地や市街化調整区域の一部既存集落が直面する人口減少・少子高齢化による地域コミュニティの機能低下や中勢バイパス等の広域の骨格軸となる幹線道路の整備促進による都市構造の大きな変化,さらには将来予想される震災による津波対策への対応など本市全体を取り巻く社会状況も大きく変化しつつあります。このような状況におきまして鈴鹿市の都市マスタープランにつきましても,目標年度の平成27年度を迎えるに当たりまして,平成24年から26年までの3カ年をかけまして見直しを予定しております。本市を取り巻く社会状況及び都市構造の変化への対応や防災・減災の観点からの土地利用の考え方など都市計画を取り巻く諸課題につきまして産業振興や公共交通計画等,所管する関係各部局と十分調整を図りながら見直し作業を進めてまいりたいと考えております。  お渡ししました資料の中で2ページ3ページになるところが参考資料としてつけさせていただきました。鈴鹿市都市マスタープランにおける公共交通についての記述の部分の抜粋でございます。うたわれましたまちづくりの方向性を踏まえ都市づくりの基本方針として,市域全体における根幹的な都市施設の整備方針を整理するものとして,その1つとして交通施設の方針を示しております。この中で鉄道やバス等の公共交通は幹線道路の整備とあわせ市民の移動手段の基幹を構成するものであるとし,道路整備による自動車交通と相互に機能を補完しつつ総合的に運用が求められており,道路交通への負荷低減の視点や移動手段の確保の視点,これらからその整備・活用を図っていくとしております。  その具体的なものとしましては,鉄道については既存施設の輸送力強化を各事業者様に要請していくと。交通結節点機能につきましては,白子駅を鈴鹿市の玄関口としてバス,タクシー等の公共交通機関との連携強化を促進するとともに,駅前広場の整備によりターミナル機能の強化を図るとしており,現在の整備事業につながっております。  バスにつきましては,白子駅,鈴鹿市駅,平田町駅を起点とし市街地を中心に民間バス路線が設定されております。これらの区間について定時性の確保のために走行環境の改善に努めるとともに,関係機関に対しまして路線の維持,交通施設の整備,改善等バスの利便性を向上させる取り組みを要望していくとしております。  また先ほどからのコミュニティバスにつきましても,現在公共交通の空白地帯の解消を目的としまして西部地域あるいは南部地域についてコミュニティバスによる運行をしておりますが,民間バス路線との機能分担を図りながら今後も高齢者や学生といった移動制約者の生活交通手段を確保するため効率的な運行・事業運営を進めていくとしております。資料の説明は以上でございます。 ○中西委員長  ありがとうございます。それでは説明は終わりましたので,ただいまの件について御質疑があれば御発言願いたいと思います。大体めどとしては15分ぐらいまでに質疑の時間をまとめたいと思いますのでよろしくお願いします。宮本委員。 ○宮本委員  御説明ありがとうございます。C-BUSのところでお聞きしたいんですけども,公共交通会議,法的な会議というふうに言われたと思うんですけども,その取り決めみたいなところはどこから法的な会議になったのか。それと,そこの会議は運営に当たって最高の決議機関になるのかというところをお聞かせいただきたいんですけども。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  資料に鈴鹿市地域公共交通会議商業観光課分の資料の最後から2枚目のところでございますけども,こちらにも目的それから選任等が書いてあるんですけども,道路運行法及び。 ○中西委員長  宮本委員。 ○宮本委員  済みません。ちょっと見落としてました。わかりました。この法に基づいてということでございます。その上でC-BUSのあり方というのは,この会議の中では福祉的目的が強いのか,あるいは経営的目的が強いのか,どういった位置づけになっているのかというところは事務局の考えも含めてお聞かせ願いたいのと,またそのところについて会議の中で発言等あったんであればお聞かせいただきたいんですが。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  C-BUSの導入につきましては一般乗合バスという前提で運行を行っておりますので,福祉目的というよりは,どなたでもA地点からB地点まで乗れるという形態をとっております。それに基づいて会議の中でも発言及び調整をしております。以上でございます。 ○中西委員長  宮本委員。 ○宮本委員  ということはできるだけ補助金に頼らずに運賃収入だけで運行できればそれにこしたことはないということだというふうに思うんですけども,ならば単純に値上げというところもあるんですが,もうちょっと詳細にいろんなデータとかをとった上でいろんな検討をしていただきたい,御意見なんですけど。  というのは365日,366日となっておりましたけども,一律でデータとられてるんですが,その中で曜日の設定でいろいろ割り振られてるというのがあるんですけど,例えば学校とかだったら夏休みがあれば長期の休みもあったりとか,あとは障害者の方,福祉の方結構乗られてると思うんですよ。その方のいろんな時間帯もあったりして今土日あんまり差ないですよね,便の運行本数に対しては。そんなところも検討していく必要があるのかなというふうに思ってますし,それと皆さんが乗ってくれて初めて運賃収入が上がるんですよというPRをもっとしていかないといけないんじゃないかなと,これからの環境問題のところも触れてましてできるだけバス乗り合いしましょうということも言われておきながら実際それが今余りPRされてないのが現状なのかなというのは感じてますんで,御意見としてお伝えしたいなというふうに思いました。以上です。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  ありがたく受け取らせていただきます。また検討材料にさせていただきます。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  南部路線の考え方の中に私は以前から鈴鹿亀山広域連合の中でせっかく広域連合やってるのに,バスだけ鈴鹿,亀山と境界線で行き来がないというのを何とかできないかというふうなことをたびたび提起してるんですけど,なかなかそれが進んでおりません。もともと南部路線というのは亀山・白子線が廃止になったのを受けて始まったわけですから,それが三宅から下庄のところへ行かずに鈴鹿の中で回ってしまうと。亀山は亀山で下庄までバスが来ると。どちらのバスも大事なバスなんですけども,それが残念ながら市境で行き来ができないと。せめて例えば市境のところに共用バス停でもできれば双方のつながりになるのかなというふうに思いえますけど,そういうことがなかなか進まない。同じことが306の鈴鹿,亀山市境にも出てくるわけですね。そやからせっかく鈴鹿亀山の広域連合という組織があっても,そこをどうしょうかと考える人が広域連合にいないですね。広域連合の中でそういう話をしてもまた言っときますわという程度の話で終わってしまいますもんで,やっぱりこれは公共交通会議をやっても鈴鹿の会議,亀山の会議ということでどうしてもそれを両方を橋渡しするような話になっていかないもんで,どっかでそういうふなことができないんでしょうかということなんですけどね。 ○中西委員長  産業振興部次長。 ○松下産業振興部次長  石田委員おっしゃられましたように,従前から広域連合で議会のほう亀山と鈴鹿のコミュニティバスのいわゆる連結といいますか,そういう質問が出ておるのは我々も十分承知しておるんでございますけども,なかなか具体的にその課題に向けた亀山との協議が前へ進んでいないのは現状でございますので,そこら辺はこれから亀山の公共交通担当部局とは従来から交流がございますので,そういう機会をとらえてそこら辺の話をこちらのほうから投げかけていきたいというふうに思っておりますので御理解賜りますようよろしくお願いいたします。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  それともう1つが例えばスポーツガーデンへの乗り入れのことなんかもあるんですけども,実際は西部路線でも雨の日にも高校生がどっと乗ってくるとかいうときは始発のとこからあふれてまうということで,1台を2台にしてもらったりとか実際にやってもらっとるし,あるいはこの時間にまとめてたくさん乗りますよというと,あらかじめ増便してもらうとか三重交通さんに非常に柔軟にやってもらっとるわけですけど,そういう応用問題として例えばスポーツガーデンとかそういうイベントのところで臨時バスが出るほどでもないけれども,いっぱい乗るなというところの対応というのはやはりやろうと思ったらできるんじゃないかなと思うんですけど,どうですかね。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  おっしゃられましたように,どこかの幼稚園の方々とかどこかの団体様があらかじめこの便にたくさん乗るという話であれば,こちらもできるだけ対応してまいりますし,現在もおっしゃられましたように西部からおりてくるバスにつきましては早朝の便には2車走らせまして,できるだけ積み残しがないようにというようなことをさせてもらってますし,今神戸から石薬師に向きまして朝の便に学生さんが多いですので黄色のバスから三重交通の中型の少し女性人員が多いバスに変えたりしておるんですけども,現在のところスポーツガーデンの利用につきましては特にこちらにも何の報告もなく,あるときどっかの団体様が大会で利用される方々がたくさん一気に乗られるというようなケースがありますので,そういう不意打ちといいますか不特定のところに来る場合にはちょっと対応し切れない場合がありますので,そのあたりは精査して対応してまいりたいと思います。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  もう1つは例えば平田駅から鈴鹿高校のところをC-BUSと三重交通が並行しておるところは三重交通のほうがC-BUSの料金に合わしてもらっとると前聞いたんやけど,今もそうなんですかね。100円でいけるんやないかという。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  三重交通の料金体系が今頭に入っておりませんので,また調べて後ほど御報告に上がります。以上でございます。 ○中西委員長  この際,委員として質疑したいので,暫時副委員長と交代いたします。                〔委員長と副委員長交代〕 ○泊り副委員長  では委員長の職を交代いたします。中西委員。 ○中西委員  中西です。今石田委員の言われてたこれからの鈴鹿市の中での亀山との特に結節点というような考え方と今都市のあり方を考えるときにどういうふうに整理していくのかなということをちょっと聞かせていただきたいなと思ったのが1点と,もう1つが地域公共交通会議のところで三重運輸支局さんからの提案の部分と,それとたしか県の方でしたっけ補助金の何か見直しを考えてるというようなことも言われてたようなことを記憶しているのですが,その点ちょっと聞かせていただきたいなと思いますのでよろしくお願いします。 ○泊り副委員長  都市計画課長。 ○谷口参事兼都市計画課長  先ほどの亀山市とのまちづくりの連携というようなお話として理解させていただいたんですけれど,当然のことながら鈴鹿市に近接する亀山市だけでなくて四日市であったりとか津市さんであったりとか,近接するまちとの連携あるいはまちづくりの方向性の調整は十分図ったものを検討していくべきやというふうに考えてます。都市計画法の中でも広域調整というのが位置づけされておりますので私どものまちづくりの考え方は必ず近接の他市さんと調整しながら向こうさんの計画と整合がとれるかどうかという形で検討を進めていくというシステム自体がそういうふうになってますんで,検討していきたいと考えてます。  それからまた公共交通だけに限らず道路であったりとかそういったものも亀山市さんとは新名神であったり鈴鹿亀山道路であったりとか,そういった道路網の関連があります。そういったところについては2市でそういった道路促進の期成同盟会であったりとかそういったとこの連携の考え方もまちづくりの道路の整備の方針の中に反映させていただけるんと違うかなというふうに考えてます。以上です。 ○泊り副委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  まず地域公共交通会議の中で中部運輸局からの報告というか御提案でございますけども,本日の資料の中にはちょっと添えさせてもらってあるんですが,このような1枚資料が含まれておるんですけども,一番最後に白黒でございます。運輸局のほうからは運輸局につきましても生活交通に対しましていろいろ相談の窓口があるということで大いに活用してくださいというような御提案がなされまして,これにつきましては自治会等を通じまして地域の皆さんに周知していく予定でございます。  もう1点,三重県の予算の関係でございますけども,今報告いたしました県の補助というのがずっとついておったんですけれども,平成23年度につきましては,また資料に戻りますが西部路線が698万8,000円,南部路線が561万8,000円,合わせて1,200万円くらいの補助があるんですけども,この補助が見直されるというのは県のほうからも報告が来ておりますので,県のそういった動向を見ましてこちらのほうでも対応を考えていかなければならないというふうに考えておりますし,地域公共交通会議の中でもそういったことで運賃体系やあるいは運行体系の見直しを検討していくというのも御承認いただいております。以上でございます。 ○泊り副委員長  委員長の職を戻します。                〔副委員長と委員長交代〕 ○中西委員長  戻りまして,改めてほかの方,御発言ないでしょうか。  それでは御意見ないようですので,産業振興部商業観光課のほうからJR加佐登駅の無人化の件についてだけ若干補足で話をしていただいてよろしいでしょうか。  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  それではJR加佐登駅がいわゆる無人化になるということで,こちらのほうにJR東海の関係者がおいでいただきまして御説明がありましたので,その報告とそれ以後のこちら商業観光課のほうで対応いたしました報告をさせていただきます。まず初めに5月29日にJR東海三重支店運輸課長,管理課長様,それから亀山駅長がお越しいただきまして,現在24時間1名体制でJR加佐登駅をJRもどこかに委託されとるということでございましたけども,それを9月末日で終了しますと。10月1日以降につきましては委託しないということになりますので無人駅になります。切符の自動販売機の端末機も撤去します。10月1日以降の加佐登駅の利用者につきましては,列車の中で乗務員が運賃をいただくか,あるいはおりた駅に駅員がおる場合にはその駅で支払いをするということになります。駅舎の維持管理につきましては,亀山駅が管理駅となっていろいろトイレ等の設備も含めまして管理していくということでございます。無人化に対して反対の要望等があるかもしれませんけども,今回の見直しに変更はないというふうにJR東海の総意として考えておるということでございました。  鈴鹿市が駅営業事業を希望するということであれば,委託契約を行いまして可能なことは可能でございますと。その際でございますが,収入につきましては発券手数料の5%です。また使用する光熱水費等は当然委託者のほうで受け持つということでございます。一応27年7月末までに回答が欲しいということでございまして,当然予算措置等もしてございませんので,現在のところにつきましてはできないというような回答はさせてもらってあります。なお,いろいろ詳細を調べました結果ですけども,なかなか人件費を捻出することが難しい状況でございます。利用者の周知につきましては,駅舎に1カ月前ほどから8月の末ぐらいになると思いますが掲示が行われるということでありまして,地元の説明会等は一切行わないという,そういう御報告を5月29日にちょうだいいたしました。  それを受けまして商業観光課の対応でございますけども,6月4日に議長・副議長のほうに御説明に上がりました。6月7日に地元の出身の3人の議員様それからほかの議員様につきましては議会事務局の議員様の連絡ポストの中にそういった資料を投げ込まさせてもらいました。同日に鈴鹿中学校,白鳥中学校,加佐登地区市民センターに報告し,市民センターにつきましては所長から自治会長のほうに概要を説明してもらっています。6月18日に石薬師地区市民センターで自治会の会議がありましたので,そちらのほうで説明いたしました。6月28日には庄野地区市民センターで同じように自治会の会議がありましたので,そちらのほうで説明させてもらっております。これからでございますけども,市広報の8月20日号でJR加佐登駅の件につきまして掲載する予定でございます。以上でございます。 ○中西委員長  ありがとうございます。ほかに御意見ないようですので,以上で質疑のほうを終了いたします。都市整備部の皆さんありがとうございました。産業振興部につきましては担当課の交代よろしくお願いします。  それではここで休憩といたしたいと思います。再開は11時25分でよろしくお願いいたします。                 午前11時15分休憩              ――――――――――――――――                 午前11時23分再開 ○中西委員長  再開します。  それでは引き続き産業振興部所管の事項に移りたいと思います。産業の活性化について産業振興部より説明のほうをお願いいたします。産業政策課長。 ○浅野参事兼産業政策課長  産業の活性化につきまして資料に基づきまして説明させていただきます。産業振興部といたしましては,産業活性化について産業政策課のほうから資料1として国及び県の企業支援策,資料2といたしまして鈴鹿市工業振興条例に基づく奨励措置,もう1つ商業観光課のほうから商業振興の施策について上がっておりまして,その順番で説明させていただきます。  まず産業政策課の資料1国及び県の企業支援策,これにつきましてはうちの産業政策課副参事のほうから説明いたしますのでよろしくお願いいたします。 ○中西委員長  産業政策課副参事。 ○坂産業政策課副参事  産業政策課の副参事の坂と申します。6月1日に中部経済産業局のほうから出向してまいりました。私は中部経済産業局のときには,ベンチャー企業支援とか新規産業創出の支援事業であったりとか産学官連携の支援事業とかを担当しておりました。よろしくお願いいたします。  それでは資料に基づきまして国及び県の企業支援施策について御説明させていただきます。  まず資料1でございますが,まず国,主に中部経済産業局の支援施策の御説明でございます。まず1点目が中部地域八ヶ岳構造創出戦略といたしまして,これは今まで中部地域というのは特定の産業に依存した産業構造でございましたが,その特定の産業から多様な産業への産業転換を図っていくということを戦略にしておりまして各事業を推進しております。具体的な取り組みといたしまして,下のほうにありますような事業でございますが,まず1点目が次世代自動車関連ビジネスといたしまして次世代自動車の地域産学官フォーラムというのを創出しておりまして,そこでネットワーク構築をやったり中小企業経営者向けの次世代自動車講座であったりとか大学等のシーズと産業界のマッチングによる研究開発プロジェクト等をやっております。  続きまして航空機関連ビジネスでございますが,こちらも航空宇宙産業フォーラムによるネットワークの構築であったりとか次世代航空機イノベーション拠点,これは名古屋大学に設置したナショナルコンポジットセンターでございますが,それの整備に向けた検討等を行っております。  続きましてヘルスケア産業といたしまして,これは中部地域の高い製造技術を医療とかヘルスケアとかに転用して新たな産業を創出していこうという動きでございますが,こちらにつきましては新ヘルスケア産業フォーラムによるネットワークの構築であったりとか中部医療産業化ネットワーク支援会議という会議体を起こして支援体制を構築しておるというような施策でございます。  続きまして次世代住宅関連産業といたしまして,こちらも産学官の共同促進に向けた中部発の次世代住宅の企画事業の検討であったりとか研究会を開催しております。あとグリーン・アンド・クリーン・ビジネスといたしまして小型家電のリサイクル事業による都市鉱山のビジネス創出であったりとかスマートコミュニティ・ビジネスの振興をやっております。こういったのが中部地域八ヶ岳構造創出戦略でございます。  続きまして企業立地促進法に基づく超低金利融資であったり税制でございます。こちらは企業立地促進法に基づいて基本計画で指定された地域で行う企業の活動におきまして設備投資の設備投資減税,特別償却の制度であったりとか日本政策金融公庫による超低金利融資を行う制度というのがございます。  続きましてサポイン戦略的基盤技術高度化支援事業といたしまして,国が定める高度化支援の産業を支援するための措置といたしまして,高度なものづくりの基盤技術を行う中小企業に対して法的措置を初め研究開発とか金融などの総合的な支援を行う制度でございます。  続きまして中小企業地域資源活用プログラム,こちらは地域資源を活用した新商品や新サービスを開発する中小企業者に対して法的措置や予算措置,金融措置など総合的に支援する措置でございます。  あと新連携,これは異分野連携の支援といたしまして,異分野の中小企業と連携して行う新商品であったり新サービスの開発に取り組む中小企業者に対して法的措置や予算措置,金融措置などを総合的に支援する措置,農商工連携の支援といたしまして,中小企業者と農林漁業者と連携して行う事業活動を支援するために法的措置や予算措置,金融措置など総合的に行う支援でございます。以上が国の主な企業支援施策でございます。  裏面に移らさせていただきまして県の支援施策でございます。まず三重県中小企業融資制度といたしまして,挙げてあるのが経営革新支援資金であったり,ものづくり企業応援資金,海外展開支援資金,創業・再挑戦アシスト資金,セーフティネット資金等ございます。  続きましてメイド・イン・三重ものづくり助成といたしまして,中小企業による世界に通用する基盤技術開発や新市場開拓における改良開発型の研究開発を支援する事業,あと食発・地域イノベーション創出支援事業といたしまして,これは三重大学とか県の工業研究所に設置した拠点を活用した研究開発を行う支援でございます。  続きまして海外市場対応製品企画認証取得支援事業といたしまして海外展開を行うための製品企画の認証取得を支援するための制度であったりとか,中小企業連携体高度化支援といたしまして中小企業の受注拡大につなげるためすぐれた技術を有する県内の中小企業によって組織された企業グループが連携して取る組む研究開発とか販路開拓を支援する施策であったりとか,グローカルビジネス創出事業費補助金といたしまして県内の中小企業がデザインやクリエイターを活用して海外へ和のスタイルを提案するなどブランド化創出に要する経費の補助であったりとか,省エネ技術を生かした新たな用途開発支援事業補助金といたしまして中小企業が既存の技術を発掘し新たな用途を開発することで省エネ効果を向上させる機器の開発に取り組むための経費の補助金であったりとかそういった事業がございます。以上でございます。 ○中西委員長  産業政策課長。 ○浅野参事兼産業政策課長  続きまして資料2,鈴鹿市工業振興条例に基づきます奨励措置について説明いたします。資料2のとおり工業振興条例に基づく奨励措置の中には工場設置奨励金,賃料助成奨励金,次のページにいっていただきまして用地取得費の助成金,利子補給金,緑化推進助成金,この5つの種類がございます。この中でずっとやってきたのは工場設置奨励金と利子補給金,緑化推進助成金,工業振興条例ができました61年なんですけれども,それからずっとやってきておりますが,賃料助成金とそれから用地取得助成金につきましては平成15年度あるいはその後にできた補助金でございます。その次のページ,奨励金等平成14年度から平成23年度までの分につきまして,それぞれの奨励金の件数と金額を掲載させていただきました。それとさらに一番最後ですけれども,ちょっと大きい折り畳みの表になってしまっているんですけれども,平成14年度から平成23年度まで,これ全部見ていきますと33件になるんですけども,33件に対しまして補助してきました経緯を挙げさせていただきました。奨励金によっては3年間が限度のもの,あるいは5年間が限度のものというふうになっておりますもので,そこら辺でその流れを掲載させていただいておりますもので,この表をもちまして説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。 ○中西委員長  商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  また商業観光課の資料に戻って御説明させていただきます。ちょっと資料があれこれいって大変恐縮でございます。最後のページに商業振興につきまして添えさせていただいてありますので,こちらのほうで御説明させていただきますが,その前に先ほど石田委員から三重交通のバスが平田町駅前から鈴鹿高校までの運賃でございましたが,調べました結果200円となっており,現在C-BUSは100円で運行しておりますので,運行の格差というのは発生しております。  それでは資料に基づきまして商業振興につきまして御報告させていただいております。市内にはさまざまな形態の商店街がございますけども,行政として商店街と補助金等の交付をしておるのは対象が定められております。まず1つは商店街振興組合法に規定されている振興組合でございます。市内には鈴鹿市神戸本町通り商店街振興組合と鈴鹿市白子駅前センター商店街振興組合の2つがいわゆる法的な振興商店街でございます。あと鈴鹿市商業団体連合会というのがございますけども,そこに加盟しているここに列記されております9つの商店街につきましても補助金の交付対象とさせていただいております。なお,これ以外の商店街あるいはそれに類似した団体も任意の団体もございますけども,それにつきましてはできるだけ法律に基づく商店街につきましては随分いろいろ登記の問題とか会計の問題とかでハードルが高いですので,できるだけ商店街連合会に入ってもらって一緒に商業振興をお願いしますというのは御案内させていただいてございます。現実的にどのような対応をしておるかということでございますけども,2番の事業内容につきまして御報告させていただきます。まず商店街等活性化促進事業でございますけども,商店街が各自の商店街でいろいろイベントや事業をしてもらいまして地域内の商業の活性化を図っていただく事業に対しまして2分の1で上限が25万円でございますけども補助をさせていただいております。実績は以上でございます。ほとんどもう事業費いっぱいいっぱいという状況でございまして,今年度も5事業,予算額の範囲の中で対応できるというふうに考えております。  あと1点商店街の共同施設の設置事業補助でございます。これにつきましては,街路灯やカラー歩道あるいは駐車場,そういったものに対しての補助でございます。これは事業費の40%で街路灯につきましては15万円という制限がございます。  裏面にいきまして,実績につきましてはこのとおりでございまして,大幅な街路灯の建てかえあるいはカラー歩道の新設等は最近ございませんので,予算額としてはこのような感じでございます。当然予算の範囲が限られておりますので大幅な修繕がある場合は前年度中に商業観光課と協議して,商業観光課のほうから予算獲得に向けていくという状況でございます。  4番につきまして中心市街地商店街ステップアップ事業というのがありまして,平成13年度に中心市街地活性化基本法に基づきまして鈴鹿市中心市街地活性化基本計画を策定いたしました。この中では鈴鹿の白子駅周辺を鈴鹿市の中心市街地として位置づけておりまして,翌年度から鈴鹿商工会議所,地元商店街,振興組合あるいは地元の自治会と一緒になりまして白子駅西活性化協議会というのを設立しまして,いろいろ商店街の振興あるいは地域の中心市街地活性化基本計画に基づく実効的な計画を実施してまいりました。事業でございますけども,鈴鹿市から150万当初出ておりましたが同じ額を商工会議所あるいは地元の商店街が出しまして,いろいろ活性化につきまして検討,調査研究やら事業を重ねてまいりました。補助金がどんどん減ってきとるという状況もありますけども,地元の商店街のいわゆる規模が縮小されておりますので地元の商店街が負担し得る金額となっておりますので,それに応じて予算規模は縮小しております。  最後に中小小売商業の振興法に基づくものでございますけれども,これにつきましては高度化を目指した商店街等の皆さんに対します補助でございまして,直近につきましては平成17年度に210万円補助しております。これは神戸地内の皆さんが自分たちで再開発組合を起こされまして,そこにつきまして補助をしております。またこの再開発につきましては国あるいは県から補助を受けられることになっておりますけども,それは直接組合様のほうに補助金が入っておりますのでちょっとこちらでは把握していない状況でございます。以上でございます。 ○中西委員長  説明のほうは終わりましたので,ただいまの件について御質疑あれば御発言のほうをよろしくお願いします。石田委員。 ○石田委員  説明あったので国,県の支援策というのがメニューはいっぱいあるんですけども,実際に鈴鹿市でこれの対象になるとか,あるいはなったとかいうものはどんなものがありますか。 ○中西委員長  産業政策課副参事。 ○坂産業政策課副参事  対象はそれぞれ施策ごとにあるので何ですが,今までで利用されたものでいきますと,まず国の施策のほうの企業立地促進法に基づく超低金利融資制度等で,山本のほうのソブエクレーという砕石をやってる会社が今度利用するということで聞いております。  あと県の施策のほうでいきますと裏面のほうのグローカルビジネス創出事業費補助金のほうで清水醸造さんが利用されて海外展開とかいうのを図ってると聞いております。以上でございます。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  いろんな支援策があるんですけど,鈴鹿の地域の中で活性化していく担い手として企業だとかNPOだとかいろんな事業体が鈴鹿の特性を生かしたものでいろいろ新しいビジネスを創始していこうというような動きを,今三重地域コミュニティ応援ファンドみたいな感じの助成というか応援するような制度だとかメニューとかいうのがあって,鈴鹿市では鈴鹿抹茶とか光太夫ネットワークみたいなことが立ち上がったりして,これからそれどんどん軌道に乗せて販路も拡大していかなあかんというようなことがこれから進んでいく中で,こういう助成制度活用してせっかくその事業が立ち上がっても,何か入り口だけでそれからなかなか販路拡大だとかいろんな活性化をしていくようなときに資金的にやっぱりなかなか次の段階に行けないような部分が非常に問題になってきておるのかなというふうに思うんですけど,そのあたりで例えば県への要望であるとか,これから鈴鹿市としてそういう新しい事業展開をどんどん前に進めていくために次の段階に向けてどんな動きをされていくのかなというあたりが伺いたいなと思っておったんですが。 ○中西委員長  産業政策課長。 ○浅野参事兼産業政策課長  国とか県たくさん支援策がございまして,特に国のほうの支援策につきましてはどちらかというと啓蒙啓発的なものであるとかネットワークづくりであるとかいうふうな部分が多いところがございまして,そういった会議にはなるべく参加するようにして情報提供,情報収集に努めているところです。その次の県のやっておる先ほど地域に対してやっとる事業に対して補助金を出していくとか農商工連携の補助金であるとかそういったことにつきましては,産学官の交流会の場であるとか,あるいはものづくり産業支援センターの中にかかわってみえます鈴鹿高専やら大学の先生の話を聞きながらいろいろ問い合わせのある方々にはこういった事業がありますよというふうな報告をさせてもらって事業を進めているところです。それから最後に一番肝心なところなんですけれども,開発はしたんだけれども,その後なかなか難しいというふうな話につきましては,よくお聞きすることですもので今年度県のほうの国,県の要望事項の中で販路拡大していくに当たってももう少し補助が受けられるような制度,支援できるような制度ができないものかと,うちも開発のところでしたらものづくり産業支援センターのほうでもやるんですけども,なかなかその次のところまでは行かない,その次ですね,開発したらその次どうするんやというふうな伊藤委員の言われるところは理解しておりますもので,そういった点について国,県について販売戦略のところでも支援をいただくような要望書を出さしてもらったところでございます。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  やっぱり課長さん言われたみたいに,製品開発ではなくて販路拡大のようなところに重きを置いたそういうような助成制度の創設,そのあたりはやっぱり市独自じゃなくって国や県と足並みをそろえないとなかなかできないのが現実なんですか。 ○中西委員長  産業政策課長。 ○浅野参事兼産業政策課長  言われますように国の事業につきましては情報収集に努めていきますとともに,県のほうとの産業支援のあり方やら農商工の支援のあり方についてもいろいろ連携しながら進めていきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 ○中西委員長  委員として質疑したいので暫時副委員長と交代いたします。
                   〔委員長と副委員長交代〕 ○泊り副委員長  それでは暫時委員長の職を交代いたします。中西委員。 ○中西委員  すいません。中西です。せっかくこの国,県の企業支援策をいろいろ出していただいたので,それに関連してお聞きしたいんですけれども,特に国の支援策,中部経済産業局の支援施策を見てると鈴鹿市にとって非常に重要な支援施策がたくさんあるわけですけれども,例えば次世代自動車関連ビジネスは車産業のまちの鈴鹿市にとって重要なことですし,ライフイノベーションであるとかメディカルバレーということから考えればヘルスケア産業ということですね,それとそれら全体とつながると思うんですけど,次世代住宅関連産業やグリーン・アンド・クリーンビジネスですか,このあたりのところも関連してくると思うんですけれども,今鈴鹿市の産業政策としてこれらの支援策のあることについてどういうふうに取り組んでいこうというふうに考えているのか,その方向性があれば聞かせていただきたいと思います。 ○泊り副委員長  産業政策課長。 ○浅野参事兼産業政策課長  企業立地促進法に基づきます基本計画,これは21年度に策定されまして,もう少ししますと終わりになってきますもんで,それに合わせましてうちのほうでは次世代の自動車産業,先端技術産業,住生活産業,ここら辺についてはこのヘルスケアであるとか皆かかってくるところなんですけれども,そういった企業の実態を把握することによって,また本年度におきましても次世代産業については勉強会も開催しておりますし,また開催する予定はしておるんですけれども,そういったところから企業の実態についてもう少し詳しくものづくり支援センターやら産業政策グループの中で企業はどういったことをやっておるのかというふうなことを知ることによりまして関連づけて進めていきたいと考えておりますのでよろしくお願いしたいと思います。 ○泊り副委員長  では委員長の職を交代いたします。                〔副委員長と委員長交代〕 ○中西委員長  戻りますが,ほかに御質疑ありませんでしょうか。  それでは,ほか御質疑にようですので,次の事項に移りたいと思います。産業政策課の皆さんありがとうございました。  それでは続きまして鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について産業振興部担当課のほうから説明のほうお願いいたします。商業観光課長。 ○菅沼商業観光課長  まずスマートインターの経緯につきまして口答ということでございましたので今会の資料は配付をさせていただいておりません。先ほどの議会でも御答弁いたしましたように,まずスマートインターのパーキングエリアにつきましての経緯をまず御報告させてもらいたいと思います。議会の答弁と重複となると思いますけども御了承いただきたいと思います。  まず平成22年の1月にNEXCO中日本いわゆる中日本高速道路でございますけども,そちらから鈴鹿パーキングエリア内に商業施設を建設するに当たり開発許可を申請しなければならないので設計図を作成するため鈴鹿市からスペースの確保がないかという打診がございました。あと庁内におきまして平成22年12月20日に庁内組織で結成されておりますインター周辺土地活用調整会議の中におきまして,産業振興部が窓口になりましてパーキングエリアにつきましては事業者でありますNEXCO中日本と調整するように決定されました。これを受けまして23年1月19日には産業振興部内で新名神パーキングエリア商業施設利用検討会議というのを立ち上げまして,NEXCO中日本よりいろいろ情報提供いただきながら施設の利用につきまして協議検討を行ってまいりました。その中で重立ったことを二,三御報告させていただきます。  まずパーキングエリアにつきまして,これは第三セクター方式というのは認められないということであります。また具体的なテナント料等は当然開発の時点でございますので提示はなされておりません。同時に営業形態,例えば365日24時間営業とかそういったことも全くまだ計画の段階ですので提案がありませんでしたので,そのパーキングエリアの実質的な費用あるいは維持管理費,人件費等の積算は困難な状況でありました。あわせて新東名が開通いたしましたけども,そこのサービスエリア,パーキングエリアにつきましても自治体が直接運営するというような出店形式もなかったと。そういったことを勘案いたしまして平成23年3月下旬にスペースの確保を見合わせるということで庁内で合意いたしました。23年4月,年度が変わりますけども4月の上旬にそういった旨をNEXCO中日本に伝えたという経緯でございます。以上でございます。 ○中西委員長  説明が終わりましたので,ただいまの件について御質疑があれば御発言願いたいと思います。ただし,いろいろ道路状況等については午後以降土木部のほうの関連となりますので,今ありました三セク方式であるとかテナント料であるとか商業観光課関連のことについての御質疑ということでよろしくお願いいたします。  質疑がないようですので次の事項に移りたいと思います。商業観光課の皆さんにつきましてはここまでということになりますが,ありがとうございました。  それでは耕作放棄地対策などの農業施策について,さらに説明をいただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。説明と質疑を合わせて大体12時15分をめどとしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします。農業委員会事務局次長。 ○田中農業委員会事務局次長  それでは耕作放棄地の説明をさせていただきます。お手元の資料,耕作放棄地データの平成23年度をごらんいただきたいと思います。農業委員会では地区の農業委員会の協力を得まして,平成19年度より1年に1回の耕作放棄地の調査を実施しております。お手元のデータは平成23年度の調査結果でございまして鈴鹿市では現在約478ヘクタールの耕作放棄地が存在しております。右側の3つの欄でございますが,鈴鹿市におけるふれあい農園の数は15カ所でございまして1万7,453平米ということでございます。また鈴鹿農協が本店の西側と果菜彩の北側で一部ふれあい農園のようなもんをやっていただいております。  今までの耕作放棄地に向けての取り組みといたしましては,平成19年度に農家を対象にアンケートを実施させていただいております。このアンケートでは後継者がいるというのが約30%しかいなかったと。それとまた同じく平成19年にシニア世代の就労等セカンドライフに関する調査を産業振興部で合同でやらせていただいております。この中で退職後に農業をやりたいと思ってみえる方というのが回答を得た中の41.1%ございました。いろんなことをやらせていただいておるんですが,国の支援策の受け皿となるべき実施主体であります鈴鹿市耕作放棄地対策協議会というのを平成21年9月に設立させていただきまして,国の制度を活用した耕作放棄地の解消に向け取り組んできております。また耕作放棄地対策協議会では農業者ばかりではなく企業,市民団体,各種団体など広い層の方々から御意見をいただく場として鈴鹿市耕作放棄地対策有識者検討委員会を4回開催させていただきまして御意見をいただいております。意見といたしましては茶園の放棄地を活用した紅茶づくりや市民農園,体験形の観光農園への活用とか市民が気楽に農作物を売り買いできるような小さなネットワークづくりをしたらどうやとか果樹や田園のオーナー制度など幾つかの具体的な取り組みの御提案をいただいております。耕作放棄地の解消への市民の意識を高めるために平成21年度にパンフレットを作成して配布させていただいております。また農業委員会だよりなどで広報活動も必要であると考えておりまして,特に広報すずかの平成23年11月5日号で耕作放棄地の特集を組まさせていただきまして市民が一丸となって耕作放棄地を解消しましょうというように訴えさせていただいております。  農業委員会といたしましては,地区の農業委員会の協力を得まして耕作放棄地の調査や農地のパトロールなどを日常においてしていただいておりまして,耕作放棄地の解消に向けて土地の所有者や耕作者に対して御指導いただいております。また耕作をしたい方や新規に農業をやりたい方の相談にも乗っていただいたり耕作放棄を含んだ農地のあっせんなどもやっていただいております。農業委員会といたしましては,三重県とか鈴鹿農協また鈴鹿市などの関係機関と連携しまして企業や一般市民を含めた方々の協力を得ながら耕作放棄地の解消に向けて努力していく所存でございますので何とぞ御理解と御協力のほうをよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○中西委員長  説明は終わりましたので,ただいまの件について御質疑があれば御発言お願いします。宮本委員。 ○宮本委員  ありがとうございます。データもここに出てきてますけども特に西部地域の耕作放棄地の率というのはちょっと深刻かなというふうに思うんです。これ具体的にはお茶関係が多いんですか。そんなことはないんでしょうか。 ○中西委員長  農業委員会次長。 ○田中農業委員会事務局次長  やはり西部地域はお茶が最近非常に低迷しておりまして荒れてきておるのもございます。今この多いところでやはり山の中の谷田ですね,そういうところが山林化みたいな形で非常に荒れてきております。要するに天水に頼っておって水がない,また入っていくにも人の田んぼを踏んで入っていかなならんという耕作の不便なところが非常に荒れてきておるところがございます。見ていただいたらわかると思うんですけど,この周りの田園地帯というのはそれほど耕作放棄地というのが出てきておらんのですが,やはり畑地というのが非常にふえてきておるのと,山の谷合いの田んぼ,畑というのは非常に荒れてきているのは目に見えるところでございます。以上でございます。 ○中西委員長  宮本委員。 ○宮本委員  ということは山間部の畑とか田んぼは災害に影響してくるような部分とかあるんですかね。農業委員会でこれをお聞きするのはあれかもわかんないですけども,よく山間部の田んぼも水をためる役割も持ってたりとかいろんな,そこまではいってないような状況なんでしょうか。わかればで結構ですのですいません。 ○中西委員長  農業委員会次長。 ○田中農業委員会事務局次長  山の端の田んぼとか畑が荒れてきますと,災害よりも獣害被害のほうが非常に影響がありまして,民家の近くまで荒れてるところまで猿とかシカとかイノシシが隠れる場所をつくってしまいますもんで,どうしてもそういう被害に遭いやすくなるというのはよく言われてるところでございまして,災害のほうは余りないのかなとは思っとるんですが。以上です。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  3月に質問させてもらって大変な実態であるということは数字でわかるんですけども,さらにこの数字が農水省の資料を見とっても耕作放棄地という一くくりやなしに休耕地,荒廃地というふうに分類されてますわね,そうするとここのデータで出ておる放棄地というのは,荒廃地もあるしそうじゃないのもあるしということなのか,あるいはあのときにもお聞きしたんですが,荒廃地にせんために一生懸命トラクターで起こしたり除草剤振ったり努力はしておるわけですから,そういうものは見た目は物つくってない,あるいは牧草みたいなもので何とかしのいでおるというところはあるんですけども,実際にそこで作物つくって収穫するということが不可能であっても近所に迷惑かけたらいかんから一生懸命耕しておると,現状維持をしておるというのが農水省の資料で見とったら放棄地,いわゆる荒廃地になるような放棄地と同じくらいありました。ということは数字の取り方によっては実質の放棄地というか耕作してないところを入れると倍くらいになるんじゃないかなと,面積が。ですけどもここの放棄地の面積というのはそういう概念でいうとどこまででしたかね。 ○中西委員長  農業委員会次長。 ○田中農業委員会事務局次長  ここの挙げておるのは耕作をしなくなって,ある程度荒れている農地,草が生えてぼうぼうになってるとかいうところまででございます。石田委員が言われたように,きれいに何も植えないけども,作物はつくらないけども草が生えやんように毎年何回かトラクターで攪拌していただいて,すぐでも物をつくれるんやというような農地はここには数は入っておりません。ですからつくっていない,今休んでいる,遊休ですね,遊んでいるような農地に関しましては,まだこれより数字は確かにふえていくとは思いますが,できればそういう管理だけでもしていただきたいということで,農業委員会としては,委員さんにお願いして,できれば草はきれいに刈ってくださいよとか,肥培管理をしていつでも入れるようにしていただきたいというようなお願いをしていただいておるところでございます。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  ここの4,782ヘクタールというのが荒廃地であるということだから,実際はそれと同じくらいの荒廃地候補というか,ほっとくと荒廃地になると,だけども何とか自分の代だけは守っていこうというところが同じぐらいあるんじゃないかなというふうにね,このあたりが今きれいに見えるのは,そういうところがつくるのはやめたけれども,草は生やさないという努力をしてもらっているところがあるからきれいに見えとるというふうに思うんですけれども,そのときも問題提起したわけですけれども,そういう努力をしてるところに支援する方法を考えてはどうかと。今の放棄地対策というのは,耕して何かをつくって収穫しないことには対象にならないということですので,そこのところもう一つ,例えばトラクターで耕すにしても草刈りであるにしても油代ぐらいは要るわけですし,除草剤振ろうと思ったら結構除草剤も面的にやると結構費用がかかりますもので,そういうようなことに対する対策といいますか,そういうのがある程度やられていかないと,休耕地が荒廃地に移行していくスピードが速くなるんではないかなというふうに認識しないかんかなと思うんですけれども,どうですかな。 ○中西委員長  農業委員会次長。 ○田中農業委員会事務局次長  御指摘のとおりだとは私も考えておりまして,まず耕作放棄地をふやさないというのが一番大事かなと思っております。非常に高齢者になってきております,農業者自体が。後継者がいるという人が30%ぐらいしかいなくて,あとは年とってもうやめやというのが非常にふえてくるというところで,あとの農地を管理していただくなり,そこで耕作していただく方をバックアップしていかないかんということで,農地の受け手になる方,大きな農業をやってみえる方とか一生懸命農業やってくという方に農地をお貸しできるような,そういうようなシステムをつくっていくべきではないかと。要するに耕作地をふやさないようなシステムみたいなものを地域ごとに,いろいろその地域によって事情もございますし,違いますので,地域ごとにそういうようなシステムをつくっていくべきではないかとは考えております。  また農業がもうかれば若いサラリーマンやってみえる方も当然農業をやっていただけるわけですけれども,今農業は全然もうからないと,逆にサラリーマンの給料から出して農機具を買うて農業をやって保全していかんならんというような状態でございますので,やはりもうかる農業をやっていただきたいということで,鈴鹿市でも地域ブランドとか減農薬でやるとか,そういうような例えば安全食材に認定していただくとか,6次元化とかいろんな施策を市でもやっておるわけですが,そういう中で,できるだけその農業を守っていこうと,農地を守っていこうというようなことをやっていただきたいなと思っております。  また今この中にも数字が出ておるふれあい農園みたいなものも,市街の近くならいいんですけれども,山手のほうに行くと市民農園,ふれあい農園をつくっていただいても借り手がなかなかおらんと。そこら辺で借りようと思ったらいつでも借りれるというところもございまして,近くですと市民農園は非常に有効なやり方なんですけれども,農家の方皆農地を持っておるんやけどほったらかしになってるというようなところの農家の方は,なかなかふれあい農園みたいなものつくっても借りてもらえないという部分もございまして,家の近くのところで畑なりやりたい,野菜つくりたいという方が非常に多いように感じております。  また,当然土地改良とか面整備とかいうのも非常に大事だと思っておりまして,田んぼの面整備というのはほとんど鈴鹿の場合できておるんですが,今度また稲生地区をまたやられると思うんですけれども,畑の圃場整備はなかなか進まなくて,その辺ができていくと,もう少し大きな区画の例えばお茶畑でもできるんやないかなと思っておりますが,お茶なんかは3年か4年かかりますもんで,なかなか地元がまとまらないみたいないろいろな問題もございまして進んでおりませんが,何もかもできることはやって,やはり農地を守っていかないかんかなと考えておりますので,いろいろと御協力のほうひとつよろしくお願いしたいと思います。以上です。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  大きなところに委託して麦つくったり大豆つくったりしてもらってるところも最近ふえてるんですけれども,それが実際は麦も一反なりで,そのまんまで置いておくもんだから,麦よりも草のほうが大きくなっておったり,なかなかそういう大きなところがあちこちにやってるからか回ってこないですね,草を生やして実質放棄地みたいな感じになっておるところがふえてきてまして,私らもそこの草刈りまでやらされてるわけやけども,ああいうところは補助金は一応出るわけだから,そういうところは少なくとも刈り取るまでの最低限の世話はしないかんというふうなそういう条件をつけられませんかね。 ○中西委員長  農業委員会事務局次長。 ○田中農業委員会事務局次長  そういう問題も私のほうの耳にも入ってきておりまして,大体そういう大きな農業者にやっていただいているんですけれども,その方は往々にして地域外の大きな農家がそこに来てやってる,地域の中の認定農業者や一生懸命やってみえる方は,当然地域の中ですので,豆だけまいて収穫もせず草ぼうぼうになるような管理の仕方は絶対にしませんけども,往々にして外側から来た農業者がそうやって,例えば転作をもらえるので費用さえもらえればええやないかというような感じで,もうそれっきり何もせんとほうっておくと。でもその辺は農林さんがおる中で言うのも何なんですけれども,転作の補助金のほうも出荷をせんことには,最近補助金もらえないように国も考えてきましたので,今後は少なくなってくるんじゃないかと私は考えております。以上です。 ○中西委員長  それでは,ほかに御質疑はないようですので,以上で質疑を終了いたします。  ここで委員会を休憩いたします。再開は13時とさせていただきたいと思いますので,よろしくお願いします。                 午後 0時15分休憩              ――――――――――――――――                 午後 1時00分再開 ○中西委員長  それでは休憩前に引き続き産業建設委員会を再開いたします。  土木部所管の事項に移ります。事前に提出いただいた資料に基づき執行部から説明をしていただいて,その後質疑応答を行うことといたします。  なお,発言の際は,発言ボタンを押していただき,役職,名前を言ってから発言をいただきますようにお願いいたします。  それでは鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について土木部より説明のほうお願いいたします。土木部長。 ○長田土木部長  本日は産業建設委員会を開催いただきましてありがとうございます。委員の皆様には,日ごろより河川,道路行政全般に対しまして御理解・御協力をいただき,この場をおかりしてお礼申し上げます。  本日,閉会中の継続調査といたしまして土木部に関係します鈴鹿スマートインターチェンジ周辺環境整備について,そして道路・橋梁等の整備についての2つのテーマについてでございます。特にスマートインターチェンジにつきましては,皆様も御承知のとおり4月17日に国土交通大臣から連結許可が出されたところであり,1つ目のテーマは市としましても地元と協議しながら進めていかなければならない事業であると考えております。今後事業をスムーズに進めていく上でも皆様方のお力添えが必要であると考えております。今後ともよろしくお願い申し上げます。  それでは早速ですが,当市における取り組み・現状につきまして資料に基づき担当課より説明させていただきますのでよろしくお願いいたします。 ○中西委員長  土木総務課長。 ○梅山参事兼土木総務課長  それでは私のほうからスマートインターチェンジと周辺環境整備について御説明申し上げます。まず配付いたしました資料といたしましては,まず1点目は仮称ではございますが鈴鹿パーキングエリア スマートインターチェンジ周辺位置図,2点目としまして,仮称鈴鹿パーキング スマートインターチェンジのパース図でございます。最後の資料となりますが,3点目,パーキングエリア内の土地利用計画平面図,以上3点の資料に基づき御説明申し上げたいと思いますのでよろしくお願いいたします。  まず1つ目の鈴鹿パーキングエリア スマートインターチェンジ周辺の位置図をごらんください。新名神高速道路は,御承知のとおり名古屋と神戸を結ぶ総延長約174キロメートルの高速道路でございます。このうち本市にかかる区間といたしましては平成30年での供用を目途として,大久保町から西庄内町に至ります5.8キロメートルの進捗を図っていくものでございます。仮称鈴鹿パーキングエリア スマートインターチェンジが設置されます位置につきましては,椿小学校北へ約500メートル付近となります。  次にスマートインターチェンジへのアクセスとなる道路を御説明いたしますと,基本的には赤で示しております道路がスマートインターチェンジへのアクセスとなるものでございますが,本市の市街地からのアクセスといたしましては,グリーンで明示しました県道神戸長沢線を上り国道306号線を経て,赤囲みで明示しております市道山本148号,山本中辻1号,山本65号線,通称消防道路がアクセスとなります。またスマートインターチェンジは大型車両にも対応可能でございまして,当資料左側にも明示しましたように,市道の狭小部分については改良し適正な通行を確保するものでございます。スマートインターチェンジの配置・アクセス説明は以上でございます。  続きまして2枚目,仮称鈴鹿パーキング スマートインターチェンジパース図,3枚目パーキングエリア内の土地利用計画の詳細につきましては幹線道路企画室長の棚瀬より説明させていただきますのでよろしくお願いをいたします。以上です。 ○中西委員長  幹線企画室長。 ○棚瀬土木総務課副参事兼幹線道路企画室長  それでは2枚目のパース図,それから関連いたしますパーキングエリア内の詳細について御説明申し上げます。大きい図面で説明をさせていただきますので,失礼いたします。  まず先ほど申しましたように,位置関係は椿小学校の前にございます通称消防道路,これがメインのアクセス道路となります。それからこちら同新設及び改良いたしまして,こちらから入ってくるような状況でございます。そして,まずスマートインターチェンジの概要から御説明申し上げますと,配付させていただきました右にも書いてございますけれども,概要といたしましては,所在地につきましては,鈴鹿市の山本町に建設される予定でございます。供用年次につきましては,本線と同様,パーキングエリア同様,平成30年度内の供用という予定で事業を進めております。運用形態につきましては,フルインター形式と申しまして,パーキングエリアにつきましては,上り下りの集約型,普通ですと上り側,下り側にパーキングエリアがございますが,今回のNEXCOさんの計画では,こちらの市街地側に集約した形のパーキングエリア,それに半分に上り下りが分かれているというような状況ですので,それに上り側ON,OFF,下り側ON,OFFという形のフルインター形式でございます。  次に運用時間でございますが,こちらにつきましては24時間の運用という予定でございます。利用方向につきましては先ほど申しましたように,全方向ということで上り側,下り側のON,OFFと。ONは入る,OFFは出るという意味でございます。それから対応車種につきましては,ETC搭載車限定となります。したがいまして,ETCの車が利用できるというような状況でございます。  次に対応車種の中では,公道を走れるフルトレーラー,セミトレーラーすべての車種が対応できるという計画でございます。一番長い車で16.5メーターというのも対応できるようになっております。これが概要でございます。  このパーキングエリアにスマートインターチェンジはどういうふうに使うのかと。先ほど申しましたように,アクセス道路から直接入りまして例えばブルーと紫で印をしておりますが,入り口は1カ所でございます。ここでETC,通常のインターと違いますのはワンストップ型と申します。ワンストップ型というのは一回とまって,そこでそのカードが適正がどうか。適正であればそのまま真っすぐ進めるということで,一回とまるというのが特徴でございます。通常のインターですと,鈴鹿インターなんかでもスーッと20キロ以内で進むという形になりますが,こちらはワンストップ型でございます。とまりまして,もし誤進入で間違えました,カードがおかしければここから退出すると。適正ならばそのまま進むということで進みまして,こちらで上り側,下り側に分かれるということでありまして,こちらを入って,この駐車場を利用しましてブルーにつきましては四日市方面へ行く,紫につきましては駐車場を使いまして大阪方面へと上っていくという形です。例えば四日市方面から亀山方面に来た車が出たいというところで,ここにパーキングで入ってくる。こちらで退出しまして,そのままETCをくぐって出るという形です。それから亀山方面から四日市方面へ来た車が退車したい場合はこういう形で出ると。ここでETCのチェックを受けて出ていくというような形態でございます。これがスマートインターチェンジの詳細となっております。  次に3枚目のスマートインターチェンジに関連します現在のパーキングエリアの中の詳細について説明申し上げます。  先ほども申しました本線及びパーキングエリア,この外側にスマートインターチェンジがつくわけでございますけれども,当然スマートインターチェンジを利用するには,この中の施設も活用でき高速道路も活用できると,今そういう計画でございます。これが基本的にはNEXCOさんの施工,それから中日本エクシスさんの維持管理という形になっております。まず緑で囲ったパーキングエリアの大きさ,これはおおむね6万平米でございます。そしてこの中に色の着色してある部分,これが1万5,500平方メートルでございます。そして商用施設いわゆる飲食店とか物販の販売とか現在予定しております施設につきましては1,300平方メートルという予定でNEXCOさんのほうで進めていただく。その他,駐車場とかごみ置き場,そして今回の特徴は,先ほど申しましたスマートインターチェンジはETC限定でございます。ETCをつけてない方はこのパーキングを使えないのかということでありますが,これにつきましては,北側の市道からこちらの通路を使いまして,こちらに駐車していただきましてこちらから歩いてこの施設は利用していただけるという計画になっております。ただ,高速道路を利用していただくことはできませんが,こちらの道はこういった物販の運用面での利用通路とか,それから災害時の防災上の道路にも利用するという計画になっております。この紫の部分が給油所となっております。これが上下線使えるような形でなっております。現在のところは赤の部分につきましては,当然調整区域でありまして,色の塗ってない部分につきましては道路施設ということで,何ら高速道路の道路施設の許可等は要りませんが,着色してあるところにつきましては調整区域でありますので,現在開発の許可取得に向けてNEXCOさんのほうが調整していただいているという現状でございます。  以上スマートインターチェンジと周辺の環境整備について説明を終わらせていただきます。以上でございます。 ○中西委員長  それでは説明が終わりましたので,ただいまの件について御質疑,御意見があれば御発言のほうよろしくお願いいたします。宮本委員。 ○宮本委員  ありがとうございます。ちょっと確認させていただきたいんですが,以前もお話あった道路自体,新名神自体盛り土でしたね,高架は一切なかったですね。このパーキングエリアも盛り土の道路面と一緒の高さになると思うんですけれども,大体下の市道からの高さというのはどれくらいになるんでしょうか。 ○中西委員長  土木総務課長。 ○梅山参事兼土木総務課長  その場所によってあれなんですけれど,8メーターから13メーターくらいの高さになっていくということでございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  この関連道路がスマートインターの出入り口と密接な関連になるわけですから,平成30年ですかの完成までにはできるということですけれども,それ以外にも工事用道路とかそういう関係でも使っていくんじゃないかなと思うんですけれども,それを先行というか,鈴鹿パーキングはできるころに道もできるということじゃなしに,アクセス道路が先に早くできてこないと,実際は大変なんじゃないかなと思うんですけれども,スケジュールはどうです。 ○中西委員長  企画室長。 ○棚瀬土木総務課副参事兼幹線道路企画室長  今のNEXCOさんの説明では,まずパーキングエリア及び盛り土部分に土を運ぶ場合は,まず先行用地買収をしたところを走るというふうに聞いております。そして用地買収を走る部分までの道路につきましては,神戸公園長沢線の県道できております。306からそちらを利用して新名神高速道路本線の用地買収をしたところ,なおかつなるべくほこりのことも考えて山側を通過しながら残土の搬入を考えておるという状況でお聞きしております。以上です。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  それからこの神戸長沢の件ですけれども,スマートインター行くには,神戸長沢から鈴鹿インターを通って,下くぐっていくと。その反対出ていくわけですけれども,そうしますと神戸長沢の今はフラワー道路までの計画で,その次はまだまだこれからですよということだけども,その辺の整合性はどうですか。名阪の鈴鹿インター自体も改良しないと,道路だけ通すというわけにもいかんと思いますので,それが新名神スマートインターの開通との前後関係で問題にはならへんですかね。 ○中西委員長  企画室長。 ○棚瀬土木総務課副参事兼幹線道路企画室長  当然ながら私どものメインインターにつきましては鈴鹿インターということで,市街地からのメインのアクセス道路は神戸長沢線というところでございます。現状につきましてはフラワー道路まで1工区として順次供用に向けて進めていただいているところなんですが,その先線でございます。2工区と言われるところでございますが,鈴鹿建設事務所の説明では,とりあえず東名阪までゼロックス前を早急に着手して,それ以後インターまでのという形で2段階に分けるということは聞き及んでおりますけれども,そのような形で順次鈴鹿インターまで進めるという形でお聞きしております。以上でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  だからこのスマートインターのオープンと,名阪の鈴鹿インターの神戸長沢が306に接合するまでの区間,これが先にできて,それから新名神ができるというふうになれば問題ないと思うんですけれども,その反対になるような可能性があるんじゃないかなと気になるもんで,その辺の見通しというか,これは県なりNEXCOなりが全体の中で考えておられると思うんですけれども,その辺の情報はどうです。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  今担当の棚瀬のほうが説明させていただきましたように,インター前の部分まで何年までにということはないですけれども,当然ながらスマートインターチェンジ平成30年ですので,それまでに県道のほうの整備をしていただくような中で,今も要望はしておりますけれども,そういう整合性を保っていただくような中で県のほうにお願いしていくという考えでおります。ちょっと年数的なことについては明確なことは県のほうからもまだ受けておりません。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  これまでの経過から行くと汲川原橋からの工事にしても306のバイパスにしても,20年もかかってやっと半分やという実績がありますもんでね,これから20年もかかっとったら新名神と逆になるんやないかなというおそれがあるもんで,あえて聞いたわけですけれども,何年にとかいうのが明確にわからなくても,要するに名神の開通よりもこちらのでき上がりのほうが一日でも早いかどうかということだけなんですけれどもね。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  当然ながら新名神ができて,まだ下ができてないというようなことのないように,市としても県にしっかりとそういう要望をしてまいりたいと思います。以上でございます。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  石田委員のお話にもちょっとかぶるところがあるんですが,結局新名神の前に,先ほど石田委員が言われておった神戸長沢線ですか,2工区のところの早期供用あたりというのをしっかり今県に多分要望を上げていっていただいてる段階かなと思うんですが,あわせて先ほど石田委員言われてました従来ある鈴鹿インター,東名の自動車道の立体交差部分のあたりの工事,やり方の検証なんかもあわせてやられていくと思うんですけれども,それプラス306の椿一宮線の交差点のとこですか,新名神のインターチェンジにつながっていくようなところになるのかと思うんですけど,大型車両が対応可能な交差点あたりの改良もあわせて,できる限り早期に供用できるようなことは具体的に近いうちに県のほうに要望あわせて上げたりとか,そのあたりはどうでしょうか。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  今,東名阪の鈴鹿インターチェンジのところの神戸長沢線との立体交差のところの箇所につきましては,当然ながら県のほうへこの件につきましては話はしておりますし,またどういう形でやるかにつきましても,県のほうにお願いいたしております。県のほうでも,この点につきましては当然ながら検討していく中で,現在動いているところでございます。  それと306との消防道路との交差点と思うんですけれども,ここでは椿一宮交差点と書いてありますけれども,ここの交差点改良につきましては,県のほうで整備してもらう流れでありますので,当然ながら先日も県のほうへ要望を上げておるところでございます。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  そういうことが早期供用になると当然四日市の北ジャンクションから亀山の西ジャンクションまでの間の本線の供用予定も前倒しになって,早く早くというような可能性も出てくるわけですか。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  基本的に新名神高速道路につきましても前倒しということもありますので,その辺は順次状況を見て県としっかりと調整して進めていきたいと考えております。 ○中西委員長  この際,委員として質疑したいので,暫時副委員長と交代いたします。                〔委員長と副委員長交代〕 ○泊り副委員長  暫時委員長の職を交代いたします。中西委員。
    ○中西委員  済みません,中西です。資料の中のパース図のところで少し気になったことがあるのですが,鈴鹿側の出口に出るときに,上りも下りもETCのところに合流しているのですが,ここのところを例えば交通事故とか起こりやすいんじゃないかなと思ったんですけれども,これは鈴鹿市からNEXCOさんのほうに提案というか提言ができるものなのかどうか,そこを教えてもらってよろしいですか。 ○泊り副委員長  企画室長。 ○棚瀬土木総務課副参事兼幹線道路企画室長  これ,あくまでも今回提示させていただいてるパース図で,イメージだけの意味合いの図面なんですが,実は今日に至るまでは許可をいただくまでの詳細図を起こしております。その詳細図に基づきまして,私ども鈴鹿市が提案しまして,それにつきまして公安委員会,それから並びにNEXCOという形で国とも協議させていただいて,あくまでもこれ平面交差で,ひょっとしたらこの先,公安委員会さんのほうが安全を考えまして,どっちかとまれを書くかもわかりません。基本的には平面交差という交差点掲示はしておりますので,今のところは公安委員会さんもこの形で御了承いただいてるという状況でございます。以上でございます。 ○泊り副委員長  中西委員。 ○中西委員  公安さんのほうでいろいろチェックはされるということなんですけど,実際停止線を書いたところで可能性としてはどちらもスピードがある程度乗った状態で入ってくることになろうかと思うので,事故が多いと当然鈴鹿市としてもいろいろな形で大変になってくると思いますので,そのあたりのところは逆に少しずつ情報発信して提案しながらやっていただいたほうがいいのかなと思いますので,お願いします。以上です。 ○泊り副委員長  委員長の職を交代します。                〔副委員長と委員長交代〕 ○中西委員長  ほかに御質疑なければ以上で質疑を終了いたします。  それでは次の事項に移りたいと思います。続きまして道路・橋梁等の整備について土木部のほうより説明のほう願います。道路保全課長。 ○川村道路保全課長  それでは継続審議中の資料につきまして道路と橋梁等の整備について御説明させていただきます。よろしくお願いいたします。  まず資料のほう見ていただきまして,まず1番目でございます。市道の状況でございますが,表1と図1を参照していただきまして,道路保全課にて管理している市道の総延長は一応6,654路線で184万3,347メートルでございます。内訳としましては,実延長は舗装延長の③と未舗装延長の②を足していただきますと180万6,533メートルでございます。また,重用延長としまして,これは市道と県道が重複認定してある路線でございます。それと未供用延長としまして,これは市道に認定してありますが,まだ道路としての供用に至っていない路線でございます。これが3万6,814メートルございます。これが図の①でございます。  それで舗装率といたしましては一応86.05%でございます。  次,2番目でございます。橋梁の状況でございます。表2に橋梁の架設年度を表記させていただきました。橋梁台帳をもとに調査した900橋のうち架設年度が判明したのは68橋でございます。架設の不明橋梁が832橋ございます。この架設年度の不明数が多いのは,いろいろ他事業をして架設した橋,それから県道を払い下げして市道へ移管された橋と,そこら辺があったり,また,あと暗渠,ボックスカルバートが入っておったりという形で,その当時から,事業者から私ども管理者への引き継ぎがうまくいっていなかったというのが原因だと思っております。  ちなみに橋梁1橋当たりの工事費でございますが,最近は,平成17年から18年度,2年間にわたりまして,私どもの河川課のほうで北玉垣町地内の金沢川にかかっております昭和橋,橋長が22.9メートル,幅員が5.5メートル,ここまでになりますと,一応本体工事費で4,610万円,またそれに附帯する附帯工事費が3,370万円,合わせまして7,980万円と,1橋当たり,いたします。それをメートル当たりに換算しますと,メートル350万円ほどの事業費でございます。ただ,この中には測量費,それに伴う設計の委託料費,設計費ですけども,それは含まれてはおりません。  次に3番目でございます。表の3と図の2にちょっとお示しさせていただいております。私どもの道路保全課の過去10年間の歳出決算の消費的経費と投資的経費を別に表記させていただきました。簡単に申しますと,ちなみに今年度,平成24年度の予算額が消費的経費が3億5,845万7,000円でございます。投資的経費が1億8,471万1,000円でございます。合わせまして5億4,316万8,000円となっております。ここ年々予算が減少しておりまして,今年度の予算額と10年前の平成14年度の決算額を比較しますと,約2分の1ほどに下がっているのが現状でございます。  次に,資料の裏面でございます。橋梁の長寿命化修繕計画についてでございます。  これは今後老朽化する道路橋の増大に対応するために,従来の事後的な修繕から予防的な修繕及び計画的なかけかえへと円滑な政策転換を図るのをもとに,橋梁の長寿命化並びに橋梁の修繕及びかけかえにかかる費用の縮減を図りつつ,地域の道路網の安全性と信頼性を確保するのを目的としております。これに伴いましては,国の社会資本整備総合交付金をいただきまして,平成19年度より24年度を政策年度として位置づけております。  私どもの,先ほど言いましたように,管理橋梁900橋のうち,緊急輸送路道路,本市の災害ネットワークを構成する重要な橋梁164橋,これは一応橋長の15メートル以上が81橋,橋長15メートル未満が83橋,それを選定いたしまして,平成20年度より順次橋梁の点検業務を行っております。それに伴いまして,橋梁台帳の作成業務と,平成23年度には橋梁健全度評価業務を実施しております。これにおきましては,各橋梁の部位,橋台,橋脚,高欄,橋面の舗装等の点検をもとに,最大5ランクの評価基準を決めております。橋梁別,工種別に評価することによって,翌年度に補修の順位を決定する長寿命化修繕計画を策定する重要な業務であります。  健全度評価の結果に基づきまして,一応今年度,平成24年度に橋梁の長寿命化修繕計画を策定する予定でございます。修繕する橋梁の修繕順位を,一応学識経験者の助言・指導を受けまして,164橋の修繕の位置づけを行います。また,この結果は,市のホームページのほうへ公表する予定でございます。それで,来年度,平成25年度より優先順位に伴って橋梁修繕を実施していく予定でございます。  以上,簡単ですが,説明を終わります。 ○中西委員長  説明は終わりましたので,ただいまの件について御質疑があれば御発言のほう,よろしくお願いします。  伊藤委員。 ○伊藤委員  この橋梁の長寿命化修繕計画ですか,これは24年度に策定でしたっけ,済みません。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  一応24年度に策定いたします。修繕計画をですね。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  これ,数からもすごい大変やと思うんですけども,この計画が策定されても,なかなか必要経費の確保とか,あと管理していくような職員さんの数は足りておるのか,大変なことやと思うんですが,そのあたりの課題というのは,どんなお困り事があるのか,ちょっと聞かせていただければなと思います。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  委員,心配していただいていますように,900橋のうちの,ただ164橋しか調べられやんというのも私どもも非常に残念なことやと思っております。それに伴いまして,やはり多額な予算が要るというのもわかっております。昨今,マスコミの中でも,道路橋梁の修繕に関しては,国交省からの通達で,修繕ができているのが全国で3%やと,その中で,あとは残り分は,動いとんのと,全然タッチしてないというのが89%というのは言うてました。その原因は何かというと,やっぱり財政の問題と,委員おっしゃいます技術職の人員の不足やという課題が残っておると。それに対して国交省のほうは,これから県を通じて自治体にそういう2つの問題点に関しても,やっぱり予算的には橋梁修繕のほうへ回すべき通達をこれからやっていくというのは,ちらっとこの間,ニュースを見てましたら言うてましたけども,やっぱりお金はついてくるということは,やっぱり人手も要ると,ただ,私ども今,道路保全課19名と,技術屋がそのうち12名というふうになっておりますもので,非常にそこら辺,難しく思っておる次第でございます。以上です。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  大変やなと思いまして,これ,こういう橋梁の長寿命化修繕計画を今からつくる中でも,この計画の中では,やっぱり現時点の耐荷力みたいなものを評価もきちんとしてたりとか,これからどんどん年数たっていく中で,耐荷力が低下していくようなことも,ここの中に全部,この修繕の長寿命化計画の中にきちっと入れ込まれていくようなことも入っておるんですか。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  一応そういう形で皆調べていく予定でございまして,とりあえず,今のつくったときの当時に何とか戻していくというのが主でございます。それで,先ほども言いましたように,やっぱり順番をつけて,どうしても重要な橋からやっていくということになってくると思います。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  この調査をして診断すると,通行どめにせないかんなというようなものはありません。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  今までの健全化の中では,今のところないと踏んでおります。ちなみに鈴峰橋ですか,そこはちょっと危なかったというのは聞いてますけど,ただ,通行どめするほどでは。 ○中西委員長  道路保全課副参事。 ○宮崎道路保全課副参事  済みません,鈴峰橋なんですけども,この健全度評価というか,点検業務をやっておる最中に非常にちょっと危ないというふうなことで,22年度にもう修繕まで終えております。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  具体的やつで2つ,抽象的に言うとってもいかんもんで,お聞きするけど,1つ,竜ヶ池にかかっとる橋ですけども,あれは,いつも言われるのは,橋は大丈夫かということじゃなしに,前後の道よりも狭いもので,橋の上ですれ違えないと,あれを何とかせえとか言うております。そういうのは,こういう健全な橋という対象になるんです。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  拡幅とかは,この長寿命化計画の中にはございません。一応今の橋梁をつくった当時にできるだけ戻していこかと,強度的にという形でございます。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  それからもう1つね,この間,金沢川の飛騨から行ったところの工事現場の横通ったら,ボックスになっておるんですね,橋じゃなしに。ボックスの工事をやっておるんで,河川課長に聞いたら,あれは河川課じゃなしに下水のほうでやったものでああなりましたんやと言うんやけど,どうもその辺が腑に落ちんのやけどね。要するに,橋というのはこっちの岸から向こうの岸へ渡るやつやけど,ボックスというのは,あれは橋じゃないというふうになるんですかね。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  一応,金沢川って川の名前がついとって,そこへかかるものがボックスであろうが何であろうが,橋という形で私どもは認識しています。ただ,その工事が何で下水さんがやったのか,ちょっとわかりませんけれども。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  河川課長に聞いたって余り詳しいことわからんかっても,金沢川は,あれから上が下水の担当になるんか。要するに,下水で工事したほうが予算的に楽やと,しかも橋にすると高いからボックスにしたんやとか,そんなふうな説明やったけどもね。これからも,じゃあ,橋そのものの考え方をああいうふうにしてしまうんかなということがちょっと心配なんですけどね。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  今の金沢川につきましては,今,石田委員の御指摘の部分につきましては,一応都市下水路という位置づけに持ち分を変えまして,基本的には,もう都市下水路として整備していくと,そういう位置づけの中で,今は雨水,当然ながら都市下水路としての雨水整備する中で,その整備計画を立てていく中で,今言われる橋をボックスに変えとるからいいのかどうかというところはありますけども,治水上の上からの水の対応につきましての断面という確保という意味でやられていますので,治水上は全く問題はないと。ただ,橋梁形式,橋台があって,橋によっては長大橋であれば,真ん中に橋脚を入れて,そしてけたを渡して渡るという,そういう橋形式が今言われるようにボックス形式,あれはボックス2連でやるような計画でやられておるかと思うんですけども,ちょっとまだしっかり私見てないんですけども,一応ボックス形式でやられているということで,だから橋梁でなきゃいけない,ボックスではだめだとか,そういうことではございません。一応取り組み,事業メニューによって若干その辺が考え方が変わっておるだけで,治水上の水を流すという意味では,それぞれの基準に基づいた中で対応しておりますので,橋梁につきましては,通常,ハイウォーターから60センチぐらいの余裕はという,そういう基準はありますけども,それは下水としても,それだけの雨水の計画流量を下へ流す,そういう断面は確保していくということの基本は変わっておりませんので,両方とも治水上は問題ないということで御理解願いたいと思います。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  今言っておるボックスになった橋というのは,でき上がると,またそちらの管轄になるんですね。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  私どもの管轄に移管されると思います。 ○中西委員長  石田委員。 ○石田委員  水を流すとかいう分には問題ない,断面が確保されておるということはわかるんだけども,何かあれ見てると,風情がないといいますか,例えばボートで川下りでもしよかと思ったら,そこでひっかかって通れへんわけやな,あれはどうかなと思うけどね。やっぱりその辺のずっと先のことを考えるんやったら,もうちょっと考え直してもらうほうがいいかなと思うんですけど,まあ,それは下水だからそうなるのか,例えばそれはこちらの土木部でやるんやったら,絶対そんなことはせんのかね,その辺の考え方というのはあるんです。 ○中西委員長  土木部長。 ○長田土木部長  基本的にボックスではだめとか橋梁でなけりゃという,そういう基準はありませんし,今,河川であれば基本的には河川そのものの,かかってる橋について,じゃあ,ボックス化というのは過去例はございません。ただ,都市下水路としての取り組みの中では,ボックス化していって,場合によっては暗渠化しておるというところもございますので,あの橋については,ボックス形式のほうのがコスト的にも安いとか,何らかの理由があったかと思いますけども,ちょっと土木部の管轄から離れておりますので,ちょっとその辺の詳細については理解しておりません。 ○中西委員長  伊藤委員。 ○伊藤委員  道路の整備のところで,生活道路の,例えば歩道なんかのバリアフリー化とか,点字ブロックも管轄になるんですか,そのあたりちょっとお聞きしたいんです。例えば歩道なんかでバリアフリー化するときには,ある程度計画的に箇所決めてやられるのか,それかもうそういった対象になる方の声が上がってくるような地域からの要望なんかで中心に整備されていくのかどうかということが1点と,あと点字ブロックなんかは,よく公共施設やら大きな道路に設置はされて目立つんですけれども,結局,こういう中では全く点字ブロックは役立ってないことが多いんですね。本来ですと,ああいう大きな道路ですと,もうガイドヘルパーさんついて,ガイドさんとともに歩いてるものですから,ほとんど,本当に全盲の方が白杖を持って道を歩いていくというのは,基本的にはそういう大きな道路ではなくて,自分の住んでおる地域の中で,八百屋さんへ行くとこやったり,バス停へ行くとこやったり,自動販売機へ行ったりとか,あと散歩コースやったりとか,そういう生活に密着した生活道路で本来は点字ブロックがあれば生きてくるんですけれども,かえって大きなところ,この鈴鹿市駅からのところでも,多分,視覚障害者の方が1人で白杖ついて歩いているのは,多分ほとんど見たことがないのかな,白子にしてもどこにしてもそうなんですが,そのあたり考えると,点字ブロックの整備についても,そういうユニバーサルデザインやバリアフリーの関係で整備計画で乗っかってやっていくのか,もしあれでしたら,その地域から,地域といっても,視覚障害の方は個人個人になっちゃうんで,その個人の方が行かれる部分というと,私的になるのでなかなか難しいと思うんですけれども,そういった細かい地域の声を拾い上げて整備していくような割合もかなり占めていただいているのか,その辺ちょっと教えていただきたいと思います。 ○中西委員長  道路保全課長。 ○川村道路保全課長  今言われましたバリアフリー,それから点字ブロックですけども,歩道をつくるのであれば,そこら辺,協議を福祉部門とやるふうには聞いております。ただ,私ども道路保全課の中では,一応今の現道の歩道に点字ブロック,バリアフリー的に取り入れようという形では,課外事業として福祉のほうに要望があったやつを私どもが課外で受けてやっているというのが現状でございます。点字ブロック等はいろいろ近々やらせていただいたところもあると思います。バリアフリーは,一応歩道と車道との段を少なくするとかというので,歩道切り下げというのをやらせていただいておるのが主でございます。以上です。 ○中西委員長  ここでちょっと私のほうから発言したいと思いますので,副委員長とかわらせていただきます。                〔委員長と副委員長交代〕 ○泊り副委員長  では,暫時,委員長の職を交代いたします。  中西委員。 ○中西委員  1点だけ,ちょっと確認したい,確認というか,ちょっと御意見をお聞きしたいんですけど,今回,この事項のほうが調査事項として上がったときに,今現在,いろいろ地元からの地域要望として道路新設してほしいであるや,いろいろな要望がたまっているものがたくさんあると思いますが,それについては,これからどういうふうになっていくのかというところがあったんですけれども,今現状,この橋梁の話,また道路の話を聞いていく中で,担当となる土木部として,そのような要望については,どういうふうな取り組みになっていくというふうに,今のところ展望というか考えを持っているのか,それだけちょっと聞かせてください。 ○泊り副委員長  土木部長。 ○長田土木部長  今御指摘のように,非常に各地域から道路整備についての要望が多いわけですけども,先ほどまで道路整備課長,同席はしてたんですけども,今ちょっと退席しておりまして,基本的には,今現在,道路整備課で非常に要望件数が多くて,5年から10年は待ってほしいというか,5年以上待ってほしいとか,非常に長期にわたるような,要望が上がってきても即対応できない内容も非常に多くて,どうしても早急にやらなきゃならない,当然ながら安全が保てるか保てないかという部分につきましては,道路保全課のほうで,それは早急に対応するようなことしておりますけれども,ただ,要望の中身を見ますと,道路はきちっと整備されて,側溝も整備されてます。ただし,4メートルぎりぎりであって,両側側溝があって,人が車通ったときによけるときに,その側溝にはまるから,ふたをしてほしいという,そういうふうな要望もかなりあって,今,道路整備課では,もう一度,過去から積み上がってきたいろんな箇所の要望につきましては,一度,道路整備課で整理をして,そしてもう一度要望を受け付けた自治会へ話に行って,一応整理をしていこうと,その中でどうしても早くしなきゃならない部分を少しずつ,そういう部分から早く整備をしていこうということで,ちょっと必要性,今現在,それぞれの要望が上がってますけども,この長寿命化修繕計画,橋梁の点検業務というのを,こういう案,事業も今説明させていただきましたように,もう一度,要望の中身を整理させていただいて,そしてある意味,順位づけをして,ちょっと整理をさせていただきたいと,そういうことで道路整備で今取り組んでおります。今ちょっと整理の途中ですので,済みませんけども,こんなような回答になりますけども,よろしくお願いします。 ○泊り副委員長  委員長の職を交代いたします。                〔副委員長と委員長交代〕 ○中西委員長  改めて,ほかに御意見,御質問,ありませんでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中西委員長  なければ,以上で質疑のほうを終了いたします。  この時点で執行部の方は御退席のほう,よろしくお願いします。長い時間,説明等ありがとうございました。  以上で,事項1,閉会中の継続調査事項についてを終了いたします。  次に,事項2のその他ですが,何かございましたら,御発言いただきたいと思いますが,どうでしょうか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○中西委員長  ほかに特段ないようですので,以上で本日の産業建設委員会を閉会いたします。                 午後 1時58分閉会           -------------------------------------------       鈴鹿市議会委員会条例第29条第1項の規定によりここに署名する。                産業建設委員長 中 西 大 輔...